衣替えして気付くこと | Tadのブログ

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一応、月初に衣替えは済ませました。

私の衣類棚は、押入れの中にプラスチックおよび紙のチェストを入れているだけのものなので、
特に大掛かりな作業ではありません。

春夏物を、チェスト内部の奥のほうへ、
秋冬物を、その手前へ。

それだけです。

元々、コートやスーツなど丈の長いものは、押入れの中にステンレスの棒を1本通してクローゼット状態に
しているので、年中同じ場所にありまして、必要なものを必要な時にピックアップするだけでOK。
非常にシンプルです。


しかし、衣替えをしてみて気付いたことがありました。
「私の部屋の中は、モノがあふれているな…」と。

実際にあふれているわけではないけれど、

・着なくなった、もしくは着回し枚数以上に持っている服
・買ったけれどまだ使いもしていない文房具、まだ読んでいない本
・昔使った参考書や資料類

などなど、今すぐに必要でないものもかなりあります。
皆さんもきっとそうなんじゃないでしょうか。

完全に「必要最小限のものしか持ってないよ」って方は、少数でしょう。


こうやって、モノがあふれている状態なのに、キャッシュが足りない。
毎日食べる分のお金、移動する分のお金がなくて、私は困っている。

きっと多くの中小企業様方も同じなのでは?

設備はしっかりと持っている。
最近の受注減少(≒売上減少)で、それらは、かなりダブついている。

でも、目の前の支払いのためのキャッシュが足りない。
給料を払わないといけない。
仕入れたものの代金を払わなければならない、売上の入金はまだなのに。

というような感じで。



私は、開発途上国にて暮らしたことがあります。
そこに住む人々は、たいてい、私達が持っているような豪華で便利な家電製品は持っていません。

せいぜい持っているのは、電灯・冷蔵庫・ラジオくらい。
少し余裕のある人々でようやく、洗濯機・テレビ・ビデオ・電話を持っている。
ちょっと裕福な人々で、ようやくデジカメ・PCなどが家庭にある、ってくらいでしょう。

しかし、彼らは何不自由なく食べてました。
子供も3人とか4人とかが普通。
だから、人口が増え、経済が拡大し、税収も増える。今後は年金制度や医療もどんどん
整備されていくはずです。

そうなったら、今の我々よりも、はるかに心豊かに生活することでしょう。
(援助が必要なのはどっちかわからなくなる!?)



私達は、手に抱えきれないほどモノを持っているのに、まだ持とうとしているようです。

「日本は飽食の時代」と言われて久しいですが、
生身の身体だけでなく、生活自体もスリムにならないといけない時期に来ているように思います。

持ち物を減らして、私達自身を含めた「人そのもの」にお金をもっと費やせないものだろうか。
きっと私達自身が「作る」べきものも、そうなれば違ってくるでしょう。

「作る」ものの種類が変わったら、きっと経済指標自体は悪くなるに違いありません。

でも、別にGDPが一時的に大幅縮小したっていいと思います。
その分、多くの人がきちんと食べられたり、子供を持てたりして、
未来への展望を描けるのなら。


これが、単なる年中行事の一つである、衣替えから出てきた想いです。

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