
これは、何をどう言っても「芸術の秋」でしょ!
食欲は一年中だ(笑)。運動もそう、読書だってする方は年がら年中してるはず。
食い気のない方、運動嫌いな方、読書が苦手な方にとっては年中嫌いだろうし…。
会場は京都文化博物館(別館ホール)にて、京都フィルハーモニー室内合奏団の演奏による、
室内楽コンサートシリーズvol.24「バロック・古典派の室内楽」を聴いて参りました。
本日の曲目は、以下の通りでした。
Michel Corrette: コミックな協奏曲より 「未開人とフュルステンペルクの婦人」
Matthias Wechmann: コルネッティーノ、ヴァイオリン、トロンボーン、バスーンと通奏低音のためのソナタ a4
Henry Purcell: "こよなく美しい島” オペラ「アーサー王」より
Antonio Vivaldi: リコーダー、オーボエ、ヴァイオリンとバスーンのための協奏曲 ト短調 RV107
Ludwig van Beethoven: 弦楽四重奏曲 第3番 ニ長調 Op.18-3
コンサートタイトルの通り、上から4つはバロックの、そして最後の一つは古典派の、室内楽の演奏でした。
2つ目のWechmannというドイツの作曲家は、演奏者の方々も、誰だか全然聞いたこともなかったそうです。
要するに、プロである彼らも人前で演奏するのが全くの初めて、ということですね。なので、
演奏も結構しどろもどろって感じもありましたが、そういう思い切りの良さが、この楽団のいいところです。
毎度書いてますが、京都フィルハーモニー室内合奏団は、まあ余程のことがない限り普通では聴くことが
ないような楽曲の演奏を意図的にしてくれるので、本当に面白いです。
私にとっても、最初のCorretteの曲の第一楽章とヴィヴァルディの協奏曲以外は全く初めて聴く曲でした。
最近バロックを全然自宅で聴いてなかったので、ちょっとCDを引っ張り出してきてまた聴こうかなあ、
などと思っています(長く聴かないと、CDラックのずい分と奥の方に行ってしまうのです!)。
ここ数日雨ばっかりだったので、コンサートホール内は湿気で音が曇るかな、と心配していたのですが、
思いの外、切れ味のある音を京フィルは出してくれていました。良かった。
彼らをはじめ、音楽家の方々がうらやましいです。
こういう鬱陶しい雨の日でも、リスナーをうっとりさせる美しい音、楽しませる音を奏でられるのだから…。
<京フィルのオフィシャルHPはこちら です。「スケジュール」に今後のコンサートの予定が書かれて
います。ご一覧ください>
最初に「芸術の秋」に決まってる!と書きましたが、コンサートからの帰り道、雨が止んでいたので、
雨ばっかりだったから、運動不足になりそうだったので…。