「結婚10周年」とは言っても、私のことではないですよ。
ありえない!(笑)
現在英国・ブリストルに住む私の友達夫婦(彼らはフランス人)が
今日で結婚10周年なのであります。
さっき「10周年おめでとう」メールを送りました。
(ブリストルってどこ ?どんな街 ?という方、それぞれクリック!)
彼らとは、1997年にブータン で出会いました。私は青年海外協力
隊員として、彼らは英国のボランティア派遣機関であるVSO の
ボランティアとして、それぞれ彼の地に来ていました。
外国人同士交流がよくあって、加えて私のフランス好きもあり、
すぐに仲良くなりました。
以来ずっと交流があります。
ブータンでの活動のあとに、私は渡欧しますが、その時にも彼らは
いろいろと助けてくれました。英国での拠点がなかった私に、
一部屋提供し1ヵ月ほど居候させてくれ、職が見つかってロンドンに
落ち着くようになった後も、しばしば週末に呼び寄せてもくれました。
また、ロンドンに住む彼らの友人を紹介もしてくれたりと(その友人も
今ではお互い直接に友達)、もう言葉で言い尽くせないほどの
サポートを得ました。
向こうで楽しく過ごせたのは、この夫婦によるところが大きいというか、
彼らがいなければ、私の海外経験の半分は存在しません。
人生の大恩人です。
それで話を戻すと、1999年7月31日(とてもよく晴れた土曜日でした)
に彼らは結婚しました。もちろん結婚式にも招待してくれました。
式は、夫婦の奥さんの里の村で(人口2,000人の小さな村)。
イングランドから大勢でカーシェアリングしてドーバー海峡を越えて
中部フランスの村へ駆けつけました。
参列者に東洋人は私ともう一人しかおらず、注目の的でした。
フランスでも田舎へ行けば東洋人は珍しかったのでしょう。
エイリアンを見るかのような目付きで見られてましたから(苦笑)。
10年たった今、彼らは2人のやんちゃな女の子の親です。
2人とも綺麗なブロンドヘアーの持ち主。奥さんもブロンドなので、
私は彼女ら3人のことを「フェアレイディース」(Fair Ladies)と呼ば
せてもらってます。旦那は「どこがや」って笑ってますが。
('fair'には「公平な」「平らな」などのほかに「ブロンド」「美人」の
意味があり、ここでは「3人のブロンドの美女」という意味)
家族4人、大過なく楽しい日々を送って欲しいな、と心から願います。
四方山話はこの辺でよしとしまして、彼らは大恩人のみならず、
私が尊敬する人々でもあります。
どこが尊敬すべきかと言うと、
「絶対に、人を出自で判断しない」
ところです。
「何をするか、何を考えているか」
で判断してくれる。私だけでなく、誰に対してもそうします。
また大真面目に助言してくれるのも彼らです。きっと私だけで
なく、彼らの周りにいる他の人も同じように言うと思います。
本当に有難いことだし、自分もそうでありたいと思い出させて
くれます。自分の中での「人生の指針」みたいな人達です。
年は離れてません(旦那は私より1つ上。奥さんは同い年、
しかも誕生日が私のそれと20日と離れていない)。
なので、いつも兄弟のように扱ってくれますが、
こちらにしたら、親みたいなものです。
「出会えて良かった」と思わずにはいられない2人、「これからも
宜しくお願いします」と言いたくて、ブログに書いてみました。