感覚の麻痺?! | Tadのブログ

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ウロウロ、フラフラしている京都のAround40男(本業:診断“志”資格を持つ経営コンサルタント、副業:いろいろ)が、趣味の世界・日々思うこと・気づいたことなど、いろんなことを書いています。
ちょっとのぞいていって下さーい。

某コンビ二エンスストアチェーンが加盟店に対して「見切り販売」を

不当に制限したとのことで、公取が独禁違反で排除措置命令を出す、

という件が話題になっている。


どちらもお互いに言い分があるだろう。「ブランドイメージ」とか

「販売戦略」とか、「利益率」とか…。

それぞれの立場を、頭で考えれば、わからなくはない。

職業上もそう言わざるをえないかもしれない、ものごとには

「効率」ってものがあるから。


しかし、その前に、一人の人間としての「良心」に従うならば、

ちょっと待て、と言いたい。


ブランドだ、効率だ、などという格好の良い言葉の前に何か大切なことを

忘れていないだろうか?


皆さん、子供の頃に、親兄弟や学校の先生、近所のおじさん・おばさん、

要は誰でもいい、年長の人から、


「食べ物を粗末にするな」


と教わらなかったかなあ?私は、そう教わった。今でも教わったことを

守らなきゃいけないなと思い、可能な限りそのようにして日々暮らしている。


我々は、わずか60年ばかり前には食べ物がなくて、外国から援助して

もらってたのではなかったんだっけ?


その後、親をはじめ私の先輩方が懸命に働いて下さったお陰で、確かに

物質的に豊かになり、私の世代はその恩恵にあずかれた。

そういう中で生きて来られたことを本当に有難く思っている。


でも、豊かになったら何をしてもいいってものでもないと思うが、どうなの

だろう。


「足るを知る」


ということをすっかり忘れてしまって、エスカレートして、今回のようなことに

なったのだとしたら、相当に悲しいことだと思う。

世界には、食べたくても食べられない人、まだまだいっぱいいるはずだから。