タイトルを見ると、「おっ、来たか?」と思いきや…。
いやいや、実際にお仕事の依頼なのですが、それは、古巣で
あります、前の職場からでした。
(だからカテゴリが「外国」になっております)
携帯が鳴って、出ると、元同僚の声。
元同僚曰く、
「Tad、5月○○日空いてへん?▲▲高校から依頼で講師が6名必要
なんやけど、あと一人足りひん。方々あたったのだけれど、見つ
からなくて。で、大ベテランのアンタにお願いしたいわけ。どない?」
(実際の会話は、その元同僚は私よりも若いので、終始敬語調でした。
自分に敬称つけるのも変なので、あえてくずして関西弁にしてみました)
「そうか、まだ俺が出ていかなあかん、ってのも何やけど、
そういうことなら喜んでやらせていただくわ」
と私。
結局、何をするのかと言うと、
青年海外協力隊の体験談を学校の授業の中ででお話しする、
「出前講座」なるものがあり、その講師を務めることになった、ということ
です。実際に高校の教壇に立って、高校生を前に約2時間話をします。
そこでは、どういう想いで協力隊に参加し、現地で何をし、どう感じ、
帰国後日本を見て何を思い、その後どうしているのか、などを話して、
「今、私たち日本に住むものはどうあるべきか、世界の一員として何を
すべきか」
を高校生に考えてもらうためのヒントを提供するのです。
協力隊の財源は税金です。その税金でもってして、貴重な海外経験を
積ませていただいたとの思いは今でも勿論忘れていませんし、それが
なかったら、診断士を志すことだってなかったかも知れません。
よって、そういう依頼があった時は、余程のことがない限り引き受けます。
自分に投資していただいた分の社会還元の好機会ですからね。
ベテラン呼ばわりされるのは、もう協力隊での活動を終えてから10年
以上経つのと、その業界の関連の仕事は結構いろいろとやらせて
もらったからです。
まあ、頼られる分には悪い気はしません。
この件に限らずですが、「人間」として頼られるようにならなきゃ。
単にコンサルタントとして頼られるだけでもまだ半分だと思います。
私にとっては、それが人生の究極の目的でしょうか。
(また実際に講座が終わったら、どんなだったかを書きたいと思います)