こんばんは。松澤です。

直近土曜は勧誘ミート後にOB総会がありました。

OB総会は数年ぶりの開催となり、私は初めて見るものでしたのでなるほどなといった感じでした。

勧誘ミートでは来年の勧誘をどういった方針で進めていくかを話し合いました。

 

気づけばもう年末ですね。あーねんまつ

雪もかなり積もり、一段と冬の様相を呈しています。

来年に面倒くさいことを持ち込まないようにと奮起していますので今はあまりヨット部について考えていませんが、来年も目的をもってヨットに乗れたらいいですね。

まあ例年のようにはいかないでしょうが。

 

 

↓長いかもです。

 

 

私の中での今の流行りはヨット部のミーティングや組織の形です。

 

今のヨット部のミーティングまでの流れはこんな感じです。まず幹部の誰かが、目標に対してどうしていこうか、という理念を考えます。すると問題が出てきますので、それをどうしようかというミーティングを行い、皆に解決策を考えてもらいます。

私はこのミーティングが正直時代にあっていないなーと思っていて、なんとか変えてみたいなと思っています。

 

上から与えられた問題に対して解決策howをひたすら磨く今のヨット部の形をトップダウンだとか、ファクトリー型なんて呼んでいる本もあります。

これは決まりきった仕事をひたすらし続けるにはもってこいの方法だと言われています。しかし、例年と違い、朱鷺をそもそも上げられもしない人数しかいない今、今まで通りの筋書き以外の運営を求められつつある今、ミーティングにももっといい形があると思います。

 

 

それにぴったりなのが最近ブーム(?) のワークショップ。これはミーティングでhowよりwhyを考えることとも言われます。設定された目標に対して、部員一人ひとりが問題whyを考え、合わせてそれへの解決策howも考えます。それを経営層は吸い上げて、大まかな理念を打ち出す方法です。これをボトムアップとも言うようです。

 

 

部員一人ひとりが問題意識をもって...なんていつも言われているじゃんといった感じもしますが、個人的に重要なのはそこではなくて、問題を考えるタイミングと考えています。

トップダウン方式だと目標→理念→問題の順に考えます。しかしボトムアップ方式だと目標→問題→理念の順に考えます。

 

従来のトップダウン方式だとまず大まかな理念(流れ)を幹部が考え、それに付随する問題も幹部が考え、その解決策を皆で話し合います。ここで重要なのは、幹部の考えること、これは幹部に限らずコーチ、その他すべての大人に言えることですが、そもそも例年通りにやろうという理念が強く根底にあります。

例えば、だれも決めていないのに活動は土日しか行われません。練習内容は、最初冬の間に動作練、次に帆走、最後にスタ練コース練の順番に自動的に決定されます。私が配艇板に帆走の磁石を貼ろうとすると謎の強い力によって剝がされます。

これは、例年通りやらないようにしようとすると急に選択肢が広がって迷うからです。勉学で忙しいのに迷っている時間なんてないです。

そういうわけで、大まかな流れは例年のものをパクって、ちっさいところでオリジナリティを出そうという話になります。

 

さらに、ミーティングの際にそもそもの理念が間違っているんじゃないのと幹部外の人が言うと、話の論点が分かってないだとか、今更言うなだとか言われます。また、進行する人間もこの考えを汲もうとすると議題はどこへやら、脱線してめでたくそのミーティングは失敗の烙印を押されます。

 

対して、ボトムアップ方式。これは大運営ミートなどで決まった目標、今年なら東北レベル突破に対し、現在の問題をチームで考えます。普通に全方位、大量の問題が出てくると思うので、流石にそこは例年を参考にして方角を絞ります。そこからさらに付随して解決策を考え、そのあとに抽出して理念を幹部が考えます。

 

そうすると、チーム内に多様な考えがあるのならば、いつもの、実現可能性や手間の目線と違った、新しい筋書きを得ることができるかもしれません。すると、今までとは異なった理念を幹部は決定できるようになるのです。

 

 

だから、人数や規模が大きな変革期に入っている今年のヨット部にはボトムアップ方式の比重を高めることが必要であると考えています。

 

例えば、部員数が来年も今年と同数いて予算も同じで、というならば、インカレ再突破という目標の上ではわざわざミーティングの形を変える必要はありません。なぜなら、論点はどうしたら今年と同じ筋書きを実行できるかという点になり、ただ単にどうしたら失敗しないかや、作業が滞る解決策に頭を悩ませていればそれで済むからです。

しかし現実ではまず人数が足りないことからいつも通りの目標が立てられない。すると例年通りの筋書きは使えません。だから、イチから考える必要がある。要約すると、僕はそんな時間を持ってないからボトムアップ式にしてみんなで作り上げようぜ、というわけです。

 

 

ここからは具体的な話で、1/14に春練習どうするかミートがあるっぽくて
、今後の目標や練習形態、練習内容を考えるミートがあるのですが、ワークショップ型でやりたいなーと思っています。思っているだけですが。

しかし、ワークショップ型にも欠点がありまして、時間がかかる点と、成功するかどうかが進行役のファシリテーターの経験にかかってくることがあり、まあたぶん失敗することになるのかなと思っています。

 

そういうわけで、年末ワークショップ勉強しますけど、もしもの場合は温かい目で見てもらえたらと思います。よろしくお願いします。

 

 

 

出典これです。この問いかけの作法という本読んで言っていますので販促のサイトを置いておきます。私の説明があれでもこれ読んでもらえたら結構イメージつくと思います。
チームと組織の在り方のパラダイムシフト:ファクトリー型からワークショップ型へ | CULTIBASE