この週末の日曜日は約1ヶ月半ぶりに尺八のレッスンに行きました。
何しろ5月なると発表会があるので、レッスンのないこのひと月以上の間は一人で楽譜を見ながら自習を続けて来たのです。それほど難しい曲ではないとは言え、何しろ人生初の尺八の発表会デビューですから、とても緊張しています。そして、日曜日は一人で練習して来た曲を持って、師匠のご自宅に向かいました。
先ずはいつもの様に音出しから始めたのですが、最初にいきなり指摘されたのは、音が揺れるという事でした。
どうも悪い癖がついてしまっているようで、フルートで言うビブラートの様な揺れが出てしまうのです。尺八の場合は音を揺らす際は首振りをして音を揺らすのが普通で、ビブラートによる音の揺れは尺八らしさが欠けるのです。
練習を始めていきなりそんな指摘を受けてすっかり緊張してしまった僕は、肝心の課題曲を吹き始めたら、何だか散々でした。しかも、五線譜をベースに尺八の音を手書きで書いて練習していたのですが、その五線譜がところどころ不鮮明で、よく読み取れず、勘で吹いたりしていたので、実は全く違う音だったとこの時初めて知って、さらにパニクってしまったのです。
せっかく張り切って練習に行ったのに、すっかり腰砕けになってしまいました。
この日はすっかり気落ちして帰宅して、そのまま尺八の練習をする事なく、フルートだけ練習して休みました。
もうすぐ5月の連休です。春も深くなって来て、だんだん咲き誇っていたボタンも桜も散って行ってしまいました。
果たして5月になって、初の尺八発表会はどんな事になるのやら、今は近づくその発表会に向けて緊張の度合いが高まっています。
今日はたまたま在宅勤務だったので、少し日中尺八の練習をしました。間違って覚えてしまっていた音を修正し、なんとか練習しましたが、なんだかちょっとぎこちない感じがします。
本当に大丈夫なんだろうか?とか、出席をやめてしまおうかとか、考えてしまいます。
明日はまた仕事場に出かけるので、尺八の練習は出来ないしなあ、なんとか次回の週末に頑張るしかないのかなあ、そんな事を考えています。
そして、なんとか5月を乗り越えたとして、次にやってくる8月のフルートの発表会もまたプレッシャーになりそうです。
散ってしまったボタンと桜を眺めながら、今はちょっと緊張した時間を過ごしています。