メーカー商品情報ページ:グロック17 Gen.4
開封の儀↓
パーツリスト↓
初速:10発平均67.79m/s 0.46J
(気温26.6度 湿度54% ノンフロン・ガンパワー/ベアリングバイオ0.2gBB弾使用 適正HOP時)
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マルイガスブロG17Gen4の“遺伝上の親(基本構造の踏襲元)”である、グロック19 サードジェネレーション(以降G19 3rdと表記)とツーショット。
この「親のほうがガタイが小さい」関係は、マルイGBBでは三例目です。
(一例目はグロック26とグロック17 3rdジェネレーション、二例目はUSPコンパクトとUSP)
前二例はいずれも子が親を超えた親孝行なケースですが、このG17Gen4はどうでしょう?お付き合いください ^^
まず、取扱説明書と、マガジンを取り出したところに入っているペライチの二か所に明示されている警告文ですが、
Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
そこのあなた!怒らないから正直にいいなさい!レビュワーと同じこと考えてたでしょ?
『G19 3rdのスライドグループ載せて、「疑似G19X(あるいは疑似G45)化」できないかな?』
しないでよかった。。てか過去グロックと互換性放棄って実銃Gen4か(笑)
はやる気持ちはよく分かります。分かりますが、「慣れたグロックだから取説読まんでも扱えるわい♪」は地獄行きのデスロードです。
横着せず取説は最初にしっかり読み込みましょう ^^;;
では前から順に見ていきます。
安定のグロックフェイス ^^
とはいえ、長年Gen3が幅を利かせてきた日本のトイガン好きは、この「二つ目」にまだ慣れない方も多いんじゃないでしょうか(管理人も ^^;;
マルイのせいじゃないですがG17Gen4は、径が大きくなったリコイルスプリングガイド外周を「逃がす」形で、スライドフロントフェイス下部の面積が増し、ダストカバーの厚みも減らされたため、スライド幅がリアルディメンション化された(と言われている)にも関わらず、
グロック17 3rdジェネレーション↑より“顔”がデカく見えます ^^;;
まるで最近の○"カ広報のお顔のごとく
参考までにスライド幅は、
グロック17 3rdジェネレーション:25.9mm
G17Gen4:25.7mm
G19 3rd:25.6mm
G26:25.95mm
(アナログノギスでスライド先端部を計測)
G19 3rdがファミリーでいちばん小顔美人(?)なわけですね。
また、グロック17 3rdジェネレーションのパーティングラインが激目立ちする“顔”は、G19 3rdでは金型の合わせが見直されていくらかマシになりましたが、
G19 3rdの“顔”
G17Gen4は、また“縫合跡”(パーティングライン)が激目立ちする
BLACK JACK FACEに逆戻り ^^;;
(画像じゃあまり分からないかもしれませんが、現物を手に取って“顔”を見ていただければ一目瞭然)
本間丈太郎先生!、、じゃなかったマルイ開発部の方々!ホンマなんとかならんかったもんですかねぇ。。
フロントサイトパーツはG19 3rdとよく似ていますが、G17Gen4用に新規製作された別物で高さが増し 、G19 3rd同様、エッジの立ち方が同社旧フルサイズグロックGBB(以降旧G17系と表記)用のものよりシャープになり、サイトピクチャーが僅かに向上しています。
厚みも旧G17系Fサイトより0.05mm薄くされています(G19 3rd用と同じ幅)。
ただ、管理人の手元に来た個体はF、Rサイトどちらも、所有している他のマルイGBBグロックのサイトより明らかにホワイトプリントが薄い。。
G19 3rdファーストロットのときに不評を買ったプリント剥げ問題が再燃したのか?怖くて爪で擦って試したりしてはいませんが、そうでないことを祈りたい ^^;;
アウターバレルは既報のとおり、バレル部分とチャンバー部分で塗り分けられており、チャンバー側がマットブラック、バレル側がHK45タクティカルのそれと同様、黒い樹脂の下地が薄らと見える程度のシャンパンゴールド塗装です。
上:G17Gen4と同じく、ごく薄いシャンパンゴールド塗装が施されたHK45タクィテカルのアウター
(下はFNX-45タクティカルのアウター)
これがいただけない。50発ほど撃っただけでもう塗装が剥げてきて、アウターが斑模様になってしまいました。・゚・(*ノД`*)・゚・。
(画像は撃つ前にフィールドストリッピングして撮ったもの)
マルイよ、HK45タクティカルのときから何も学んでいないのか。。
これなら“親”のG19 3rd同様、ラメ混入で金属感を演出した黒色塗装アウターのほうが(個人的には)よかったYO!
パーティングラインは上下とも、後処理できれいに消されています。
スライド閉鎖時の、マズルを上下左右に押して分かるアウターのガタ(あそび)は、G17Gen4よりG19 3rdのほうが小さいです。
スライドの仕上げはG19 3rdやUSPコンパクト、USPのスライドと同じ、前述したラメ混入メタルブラック塗装です。
スライド刻印の線はG19 3rdよりほんの僅かに太くなり、金型段階で入れられているスライド表面のシボも、肌理がG19 3rdより僅かに細かくなっています。
個人的にはG19 3rdのそれのほうが好みです。
スライドノッチ摩耗を防ぐメタルノッチスペーサーは、ノッチ内への露出量がG19 3rdより少なくなり、グロック34やグロック22と同じくらいの控えめ露出に戻されました。
G19 3rdのノッチスペーサー露出量
G17Gen4のノッチ部は、よく言えば実銃の見た目に近くなった、悪く言えばノッチスペーサーの摩耗が早く(寿命が短く)なった。評価は鑑賞派か実用派かで分かれそうです。
シリアルナンバープレートを利用したマニュアルセーフティはG19 3rd同様、旧G17系よりほんの僅かに奥まった位置になっています。
このセーフティを使う方は爪を短く切り過ぎないほうがいいでしょう。
アンダーレールの溝間幅(スロット幅、ではない)は、旧G17系のフレームが18.4mm、G17Gen4が18.1mmでした。
(アナログノギスでフレーム前端から1cm部分を計測)
旧G17系フレームのレールにはキツキツで入らなかったライトも、G17Gen4のアソコとなら合体できるかもしれません。
(参考までにG19 3rdのアソコは18.65mm)
(管理人は一作目だけ観て、後は無理 ^^;; )
操作系部材が集中するグロックファミリー共通のフレーム中央部。
マガジンキャッチボタンは左右入れ替え可能なGen4以降仕様になりましたが、入れ替え可ということは取扱説明書のどこにも記載されていない隠しコマンド扱いとなっています。
(唯一、取説表紙の解説に実銃Gen4はそうだとあるだけ)
大型化したキャッチボタンにテンションをかけるスプリングは、旧G17系&G19 3rdより張力がかなり強くなったものに変更されており(形自体も全然違う)、人によっては組み換え作業に手こずると思うので自己責任で。
某道楽の○AS氏がG19 3rdのレビューで触れていた、「トリガーセーフティパーツのフレームへの引っかかり」は、G19 3rdほどではないにせよ、このG17Gen4でもまだ改善されることなく残っています。
旧G17系やG26系では全く無かった問題だけに、何をやってるんだマルイとボヤッキー
たくなりますが ^^;;
どうしても引っかかりが気になる方はフレームを分解して、トリガーパーツが顔を出すフレーム開口部後端を1mm弱削って広げてやれば(旧G17系のフレームと同様にしてやれば)解決します。
プル自体の感触は、G17Gen4 > G19 3rd > 旧G17系 = G26系の順で、順当に新しいほうが軽くスムーズになっていますが、あくまでそれはグロックファミリー内での話。
G17Gen4であっても、ハイキャパのような軽くハラリと切れるトリガーを期待してはいけません。
ぶっちゃけシューターでもない限り、四者に実用上のアドバンテージといえるほどの大きな差はないと思います。
(個人的には旧G17系とG26系の、「バチン」と落ちる感があるトリガーのほうが「グロックっぽい」気がします)
実銃撃ったことないし撃つ気も1ミリもないですけれど
其の二↓
この記事を読んで、何がしか得るものが
あったという方は、
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