其の二↓
(管理人がグリーンガスシステム移行にあたり、真冬から真夏まで一年かけて試した十数機種のガスガン(全て国内メーカー製品)で、グリーンガスシステムをつないで法規制値を超えるようなマズルエナジーを出しそうな製品はひとつもありませんでした。
が、海外メーカー製品はこの点ザルなので、「日本国内仕様」を謳っていても“スピード違反”になるケースがあります。くれぐれもご注意ください。
(管理人が試したガスガンたちが大丈夫だったからって、日本メーカーの製品すべてがそうだとも限りませんし)
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其の二で触れましたが、グリーンガス2用レギュレーターは基本、他分野(ビールサーバーや水草育成)用のレギュレーターをベースに、吐出圧を遊戯銃が作動するように上げてあるだけのものなので、実のところガスガン用としては使い勝手がよくない点もあります。
その欠点を解消するために後付けでパーツを追加。
2022年4月12日追記:
「ピスコ レギュレータゲージ付ユニオン RVUM4-4」は生産終了・市場在庫払底したようです。
代替対策はこちらの記事のコメント欄を参照ください。
まず、レギュレーターから伸ばした短い4mmチューブに、この向きでゲージ付ユニオンを装着。
(必ずこの向きで 逆側に着けると着けた意味がありません)
反対側には必要に応じた長いチューブを装着。
チューブの先にはガスガンと接続するマイクロカプラソケット○を
装着。
次はバルブレンチで、
ガスガンの液化ガス注入バルブを外します。
(バルブを外す前にガスを使い切ってマガジンを空にしておくように)
注入バルブを外したらそこへ、
コネクティブプラグを装着。
(画像はマルイ対応のTYPE3プラグです。ガスガンのメーカーでTYPEナンバーは違うので、製造販売元プロテックのホ-ムページで確認してください)
なお、上の画像で例として使っているのはマルイM9A1で、特に何も弄ることなくコネクティブプラグの装着が可能ですが、ガスガンによってはプラグ装着のために、マガジンベースプレートの穴を拡げる等の加工が必要になるものもあります。
2022年9月29日追記:
グロック19用マガジンや
グロック17用マガジン(現行品)も
マガジンベースプレートの穴を拡げる加工要
(G17用旧型マガジンは無加工で)
コネクティブプラグ装着にはカスタムショップ依頼レベルの加工が必要なものも。
(マルイならデタッチャブルガスタンク式のM870系やKSGなど)
((ショップ依頼も含む)加工するとメーカーの保証は受けられなくなります)
ガスガンの注入バルブと違い、気密をとるためのOリング←は自分でプラグに着けなければなりません。
(着け忘れると怒涛の勢いでガス漏れします)
これで組み上がりました。
次はこのシステムの使い方です。
グリーンガス2レギュレーターの青矢印↑で示すピンに対し、バルブハンドルの突起○が、この位置(全閉)になっていることを確認します。
後付けしたゲージ付ユニオンの、この○圧力制御ネジを一旦外します。
レギュレーターのCO2カートリッジカバーを回して外し、
専用15gCO2gカートリッジをカバーに挿入。
カートリッジを挿入したカバーを、
カートリッジが開封される「プスッ!」という小さな音がするまで、一気にネジ込みます。
渾身の力を込めてネジ込む必要はありませんが、力を入れなさすぎてもガス漏れの元になります。このあたりは感覚をつかんでいただくしかありません。
なお、CO2カートリッジは一度レギュレーターにセットして開封したら、空になる(撃てなくなる)まで外してはいけません。
カートリッジ入りカバーをネジ込んでガスを開封したら、次はグリーンガス2レギュレーターの青矢印←で示すピンに対し、バルブハンドルの突起○を、この位置(全開)になるまで回します。
次にさっき外しておいた、ゲージ付ユニオンの圧力制御ネジについているアルミのワッシャー←を
目いっぱい上↑まで上げておきます。
ワッシャーを目いっぱい上まで上げた圧力制御ネジをゲージ付ユニオンにネジ込んでいくと、やがてだんだんネジ込みが重くなる(ゲージ付ユニオン内に気化CO2が流れ込む)ところに来ます。
圧力制御ネジをネジ込んだタワーの隣にある圧力計の目盛りを見ながら、自分が望む圧力まで針|が来たところで、
(画像はマルイ製ガスブロハンドガンの大部分が問題なく動作する0.45MPa(メガパスカル))
さっき目いっぱい上げておいたワッシャー↑を、
これ以上降りない一番下まで降ろします。
これで圧力制御ネジがロックされ、不用意に吐出圧が変わることを防げます。
さて、先述したように、グリーンガス2用レギュレーターは元々が他分野用の製品なので、使用者の好みの圧を得られる中間位置でバルブハンドルを止められる機能が備わっていません。
(全閉(0MPa)か全開(0.55MPa付近)の事実上二択)
バルブハンドルを、たとえば先ほどのように0.45MPaが得られる中間位置にしても、何かに軽く触れただけで動いてしまうんですよ。
そもそもグリーンガス2レギュレーター自体に(他分野用の製品がベースなので当然といえば当然ですが)圧力計がついていないので、いまの圧が何MPaになっているかすら分からない。使い勝手が悪すぎる。
これが後付けでゲージ付ユニオンをシステムに追加した理由です。
2017年10月16日追記:
グリーンガス2レギュレーターがマイナーチェンジを受け、圧力計が標準装備されたバージョン(Amazonリンク)が加わりました。
これでいま何MPaになっているかは確認できるようになりました。
が、バルブハンドルを中間地点で確実に止めておけない欠点は依然としてそのままです。
常にバルブ全開で使うならそれでもいいんですが、HFC134aや152aに比べて割高なパワーソースであるCO2。発射コスト少しでも抑えたくありませんか?(笑)
バルブ全開時、ガスガンの初速やブローバックスピード、リコイルショックは、HFC134aや152a等の代替フロンリキッドチャージ時より(基本、気温が低くなればなるほど)増します。
でも、管理人がグリーンガス2を導入したのは、あくまでそれら半端なく強力な温暖化ガスを使わないためなので、それら使用時より大きな“シゲキ”を求めてのことじゃない。
そんなにいつもいつもバルブ全開で使いたい欲求を感じないんです。
圧を自由に「下げられる」ということは、、
たとえば比較的高めのパワーで知られ、作動をガス圧に依拠しない固定スライドガスガンソーコムMk23をパワーダウンして使うこともできる ^^b
CQBシチュエーションでこいつ↑のパワーで撃たれたら、めっちゃ痛いですよね。
圧を下げることで事実上の「10禁銃」化、
いえ、それ以下のパワーにさえ(実用的かどうかはともかく)できるんです。
(対戦相手に不必要な痛みを味わわせない配慮ができるゲーマーって漢(“おとこ”)だと思うのですよ ^^)
管理人が漢であるかはさておき ^^;;
そんなわけで、圧力計がつく前のマイナーチェンジ以前の旧型レギュレーター
にゲージ付ユニオンを足したほうが、管理人は使い勝手がよくて推し ^^
其の四↓
この記事を読んで、何かしら得るものが
あったという方は、
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( 威力厨(セルフイメージ鬼低い君)が頭の悪いコメントを書き込むのを防ぐため、当記事のコメント欄は閉じさせてもらいます )
(最終更新:2022.9.29)