注目のレポート。

GDP統計を受けて、GDPデフレーターの分析、名目GDPの推移に注目していて、その視点はデフレ脱却を目指すうえで大事なポイントです。
図表2では、名目GDPの値が90年代後半の水準をようやく超えたとありますが、GDP統計の基準改定によるところがあり、その点を考慮すると未だに…

輸入デフレーターと国内需要デフレーターのグラフなどもあります。

「物価目標の達成からは遠い現状、政策なしの物価目標達成は楽観視できず、という見出しにも共感できます。

片岡剛士さんが日銀審議委員になられて、良質なレポートが減ってしまいましたが、こちらのレポートに今後は注目したいと思います。

『2017~2019 年度の「日本経済の見通し」(2017 年 5 月版、第 3 号)の発行について

~2017 年 1-3 月期の GDP デフレーターは、アベノミクス開始以来最大の落ち込み:デフレ時の経済の見方~』

(2017.05.24,新生銀行)