物価安定目標を掲げている団体、日本銀行。
追加緩和の判断基準はモメンタムが維持できているかどうか、だそうです。
2016年以降は消費者物価が下降トレンドです。(*1)
(*1)消費者物価の基調的な変動
図表出典:(*1 2017.05.02)
マネタリーベースの対前年同期比(緑:右目盛)、M2、M3の伸びを見ると、マネタリーベースは2014年中頃から右肩下がり…
(池田信夫さんやウンコリさんのグラフとはだいぶ印象が違いますね)
(*2)日本銀行時系列統計データ検索サイト
消費増税の影響もあるでしょうが
「2回の消費増税があっても2年で2%の物価上昇!」
「構造的失業率は3%台半ば!」
「潜在成長率は0%台前半!」
と宣う団体が有りましたね。
アクセルを踏まないための推計値でしょうか?
物価安定目標をオーバーシュートするのは、いつでしょうか?
物価安定目標のモメンタムはお元気ですか?
(*3)日銀、潜在成長率を上方修正 0%台後半に:日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDC28H3C_Y7A420C1EA4000/
9月には新しい日銀審議委員を迎えての金融政策決定会合が開かれます。
次の動きに注目です٩( 'ω' )و
2017.05.02 15:59 追記
展望レポートでは、実質GDPは上振れさせながら、消費者物価の見通しは下振れさせています。
そもそも、2016年度の消費者物価見通しが、ゼロ近傍(マイナス?)なのに、2017年度は+1.4%にジャンプするって見通し…相当頑張るんでしょうか。それとも金融政策の累積的効果が?財政のアクセルが?
いずれにしても、心配です、日本経済。
(*4)経済・物価情勢の展望 (2017.04.28, 日本銀行)