やっぱり財政再建不要

高橋洋一さんが
「今日の衆院予算委員会公聴会。オレは政府だけの予算式から出てくるFTPLより、統合政府の予算式から出てくるものを使う。統合政府で財政再建おわりなので、財政再建なんて心配せずにガンガン国債発行といった。FTPLでは財政再建に無責任になれだが、オレはそもそも財政再建不要
とツイートしておられます。



財政再建不要とのご意見に賛同いたします。

財政再建不要というと
「財政再建を否定するのはいくない!」
などと無理解な方や特定のお立場、お考えの方から批判されかねません。

しかし、不要なものは不要ですからね。



財政再建の定義も明確にして下さっています。


財政危機をあおっていた方や、財政再建不要というのを否定なさっていた方など、高橋洋一さんのツイートなどを参考に現実をご覧になってはいかがでしょうか?

そもそも、日本の財政危機は作られたものだそうです。
少し前の記事から引用します。

《借金1000兆円は誇大表現! 元大蔵官僚の増税キャンペーン担当者が内幕を暴露》(*1)


"IMFは日本の財政問題や増税の必要性について言及することが多いが、その裏側を告発するのは、大蔵官僚から衆院議員を務め、現在は東北福祉大特任教授の宮本一三(いちぞう)氏(82)。


1966年から6年間、大蔵省からIMFに出向した宮本氏は「当時の対日勧告文は私が作成していた」と語る。その内容について「大蔵省の局長から直接命じられることはなかったが、意向は配慮していた」。現状についても「財務省の意見はIMFにも反映されているだろう」とみる。


財務省はウェブサイト上で「国の財政は大赤字」「日本は厳しい財政状況」と強調するが、宮本氏は渡辺美智雄蔵相の大臣官房審議官当時、「財政危機」キャンペーンの基本政策を作った張本人でもあるという。"(*1)



踊らされていたんですね…
哀しい道化…


何もやってない日銀

高橋洋一さんといえば、金融政策についても、鋭い分析をなさり、現状の日銀の政策スタンスを批判的に取り上げておられます。

《高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ 日銀にだまされたマスコミ 「枠組み変更」、実は「何もやっていない》(*2) 


 "筆者は今回の日銀決定には不満がある。今回、金融緩和か引き締めかという政策でみれば、現状と同じで何もしていないからだ。"(*3)

http://diamond.jp/articles/-/105157?page=4




"安倍政権のマクロ経済運営は、積極財政と金融緩和というオーソドックスなものだ。しかし、日銀は16年9月の金融政策変更によって、金利を目標とする「イールド管理」に移行した。


当コラムの読者であれば、日銀は何もしないというメッセージであることをお分かりだろう。つまり、政府の財政に依存し、国債発行があれば金融緩和、なければ金融引き締めになりうるものだ。ということは、政府の財政の姿勢が、かなりマクロ経済運営に関係してくることになる。"(*4)


《【日本の解き方】17年の経済はこうなる 総選挙で株価2万円、1ドル=120円も - ZAKZAK》(*4)

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20170104/dms1701040830004-n1.htm


安倍政権の財政政策が「積極財政」という点には首肯できないが、日銀の金融政策スタンスに対して「もっとやれ!」という思いを私は持っております。




"日銀。緩和するかしないか我ポイントで、やり方変えて何もしないのは評価しないという立場からみれば、まあダメでしょうね。やり方を変えると、脳小鳥脳なマスコミやその他はそれに引きずられて、中身をみなくなるので、よくある手なんだよね"


やり方を変えて何もしない、というのは官僚が看板の架け替えすることと似ている気がします。



いずれにしても、「財政再建」などのマジックワード、高橋洋一さんが「何もしない」と批判なさっているような日銀のやり方は、広く知られるとともに、その中身を理解しておくことが大事ですね。