2016年12月の景気動向指数(速報値)が公表されました。(2017.02.07,内閣府)
「イワタ流景気判断」を使って景気動向を見てみましょう。
イワタ流景気判断とは、岩田規久男日銀副総裁のご著書『景気ってなんだろう (ちくまプリマー新書)』 http://amzn.to/1CUIIec に書かれた景気動向を見るためのものです。
1)CI先行指数対6カ月前比がマイナス
2)DI一致指数が2カ月連続で50を下回る
これら2つを満たすと、景気後退のサインとみなす訳です。
2013年以降のイワタ流景気判断の指数をグラフにしました。
CI(青線)は、久しぶりに +4.8 と12月になって前月の+2.9から更に勢いを増しています。トランプ氏の減税や財政出動への期待から円安株高方向へ市場が動いたことが影響しているのでしょうか。
DI(赤線)は前月と同じく高い水準 +50 (50引いた値なので実際の一致指数は100)