さすが、日本を代表する経済紙、日本経済新聞です。
日本経済研究センターと一橋大が都内で開いたシンポジウムでのシムズ氏の貴重な声を記事にしてくださっています。
(*1)トランプ氏の財政策は「人気取り、財源欠く」 シムズ米大教授:日本経済新聞
ところが、日本が学ぶべき教訓に関するシムズ氏のご意見が昨日の夕刊と今日(2017.02.02)の朝刊には、この記事以外、"シムズ"の文字は見当たりませんでした。
※念のため、"清水"、"シミズ" でも検索(日経テレコン)しましたが、該当無しでした。
他の記事を見て見ましょう。
(*2)「日本の消費税増税は正しくない選択だった」 ノーベル経済学賞学者が指摘 - SankeiBiz
"ノーベル経済学賞学者のクリストファー・シムズ・米プリンストン大教授は1日、都内で講演し、デフレ脱却に向け「金融政策に加え財政支出を拡大し、物価上昇目標を達成すべきだ」と語った。物価目標実現まで消費税増税は避けるべきだとの認識も示した。"(*2)
こちらのシムズ氏は、日経の記事とは別人なのでしょうか?
"シムズ氏は「日本は社会保障への不安があり、将来の緊縮財政が心配されている」と指摘。だが物価目標のため財政赤字を拡大させ続ければ、消費が増えるようになると主張した。
さらに「(2014年4月の消費税増税は)正しくない選択だった」と強調。「増税時期は物価水準とリンクさせるのが効果的だ」として「増税先延ばしを宣言する必要がある」と説いた。"(*2)
質問者2は超穏健派一般人なので、好きなことを言うと…
「日本の緊縮スキーは社会保障の不安をあおり、過去・現在・将来に渡る緊縮財政が心配されている。消費増税は凍結、インフレ目標達成後、名目GDP成長率や税収の伸び、歳入庁による保険料公平性向上などを見てから税制を再検討する。消費が停滞しているのであれば、家計の懐を暖める消費税率の引き下げや給付金での対応も行う」
という感じですかね٩( 'ω' )و
いや〜、日本経済新聞は、軽罪とか重罪新聞にならないように気をつけて欲しいものです。
OBの言葉に耳を傾けてみてはいかがでしょうか?
"日本の経済ジャーナリズムは健全な独立性と、金融やマネーに対する見識を取り戻し、権力の意図に左右されることなく、国民に益する…"
➡日経新聞の真実 なぜ御用メディアと言われるのか
報道しない自由を謳歌するだけでないのが、日経新聞のようです。
浜田宏一内閣官房参与の発言があったかのように(ご本人は発言を否定)記事を「書いて」しまう日本経済新聞(*3)。
(*3)「【回答待ち】日本を代表する経済紙に聞いてみた」
FT記事のタイトルにあった「Xi」を「編集権」で「安倍」と訳す日本経済新聞。
FTのマーティン・ウルフ氏の記事を翻訳し、本紙(*4)とWeb(*5)で公開。
ただし、見比べてみると、消費増税とその悪影響などを書いた部分が(紙幅の都合かもしれないが…)「カット」されている。
見事な「編集権」である。
(*5)アベノミクス、核心は民間需要の不足:日本経済新聞
"しかし、財政政策の矢は放たれていない。国際通貨基金(IMF)によると、13年の日本の財政拡大は景気循環要因調整後でGDPの0.4%に過ぎない。同調整後の財政赤字は14年、同年春の消費税率5%から8%への引き上げという誤った政策を主因としてGDP比1.3%減少している。15年も同様の緊縮となる見通しだ。"(*5)
"消費増税はなすべきことの真逆になる"(*5)
"要するに「供給でなく需要が重要なのだ、愚か者」ということだ。"(*5)
マーティン、ちょっと、待ってぃん (しーん
土居丈朗氏
「消費税の増税によって消費を落ち込ませているから足を引っ張っているじゃなくて、供給不足が足を引っ張っている。ということは、消費税の影響じゃない、というふうに見るべきだと思いますね。」(*6)
(*6)「ノーモア野菜不足」
お仕事、大変なんですね(^_−)−☆