日銀の「総括検証」が行われ、2016年9月21日の金融政策決定会合後に、日銀から発せられるメッセージに注目が集まっています。

個人的には次の3点に注目しております。
1.物価安定目標未達の説明責任を果たせるか?
2.デフレ脱却のコミットメントを強化できるか?
3.予想インフレ率引き上げにつながる政策を打ち出せるか?

消費増税など緊縮策への言及、デフレ脱却に必要なことは何でもやる(はずだったがやっていないこともある)、予想インフレ率引き上げに効果が余り見られないマイナス金利から量的・質的緩和へのシフト、でしょうか。

ただし、日銀がよほど頑張らないと、期待を動かすことは難しいでしょう。
政府の二次補正予算の量的質的な面を見ても、需給ギャップを埋めることや停滞する消費への対応が不充分と思われます。


プロの分析を拝見しましょう。

アベノミクス、リフレ政策に関する記事(片岡剛士さん、若田部昌澄さん、田中秀臣さん)をご一読いただき、「総括」に備えてはいかがでしょうか?



《求められるリフレ政策の再起動》(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 経済政策部 上席主任研究員 片岡剛士,2016.09.14)

http://www.murc.jp/thinktank/rc/column/kataoka_column/kataoka160914.pdf


ポイントがまとめられています。


■十分に機能していないアベノミクス、何が問題なのか?

■問題その1:予想インフレ率の低迷

■問題その2:伸び悩む総需要

■問題その3:十分な成果を挙げていない財政支出

■問題その4:鈍い雇用者一人あたり名目賃金

■リフレ政策の貫徹こそ必要


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(図表出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティング 上述資料)

予想インフレ率が…「止そうインフレ」方向に見える私は眼科へ行った方が良いですかね (汗

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(図表出典:財務省)


安倍総理、日銀が本気にならないと、デフレ脱却が遠退きそうな感じがします。



日銀の金融政策を振り返りながら、やるべきことを書かれた記事です。


 「【記事紹介】日銀よデフレ脱却に本気を出せ!(若田部昌澄さんの記事)」

 ⇒ http://ameblo.jp/shinchanchi2015/entry-12195182676.html


 「【記事紹介】黒田日銀総裁、大胆に金融緩和を!(若田部昌澄さんの記事)」

 ⇒ http://ameblo.jp/shinchanchi2015/entry-12198153416.html


《日本銀行の無策は「犯罪行為」に等しい (田中秀臣) - オピニオンサイトiRONNA》

http://ironna.jp/article/3710


《アベノミクスを翻弄するヘッジファンドの「カジノ資本主義」 (田中秀臣) - オピニオンサイトiRONNA》

http://ironna.jp/article/3972



《日本銀行の「リーク」体質を利用する悪い「市場関係者」たち | 田中秀臣 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト》 

http://www.newsweekjapan.jp/tanaka/2016/09/post-5.php



9月21日、どうなりますか。