田中秀臣さんがブログでオススメされていた書籍を購入いたしました。
≪【本】マクロ経済学基礎講義 <第3版>≫
(著:浅田 統一郎,2016.06.01)
GDPや物価、国民所得、貨幣、IS・LM分析、投資と消費、総需要・総供給分析、開放経済のマクロ分析、経済成長と景気循環、日本経済とマクロ経済学などが書かれています。
デフレ脱却や緊縮策からの脱却に興味がある私が特に注目したのは、以下の点です。
メモとして。
はしがき
"「マクロ経済学を学ぶ目的の1つは、ジャーナリストや評論家や政治家にだまされないようにするためである」"
第9章 日本経済とマクロ経済学
"(4)経済変数の総額( gross value )と純額( net value )を区別する。特に,国債の問題を考察するときに,この区別は重要である。
(5)通常日本政府が公表する経済統計では,中央銀行である日本銀行(日銀)は,政府部門からは除外されており,民間銀行と同じ「金融機関」に含められているが,特に国債の問題を考察する場合,中央銀行を政府部門の一員とみなした統合政府(consolidated government)勘定の観点から考察することが重要である" (220ページ)
マクロ経済の基礎を学ぶことができ、日本経済の30年を概観できる良書だと思います。
みなさんもお手にとられてはいかがでしょうか。