山本幸三議員関連のリンクを3つほど。
復興増税反対や消費再増税延期を訴えていた頃の記事です。

大事と思われるところを引用します。

(*1)日本再生 政策アピール NO.7 (2011.9.15) -復興増税がなぜ駄目なのか-

"[前略]なぜ復興増税が駄目かといえば、第一に課税自体が社会的厚生の損失をもたらす面があるということ第二に日本経済全体にマイナスの影響を与えることが確実だからである
[中略]
この超過負担、社会的厚生の損失は数式で表わすと、それは需要や供給の価格弾力性に比例するとともに、税率の2乗に比例することが分かる。とくに後者の税率の2乗に比例するということは重大で、税率の引き上げは常に慎重でなければならないことを意味している。復興だからといって、短期間の内に一気に税率を上げて財源を賄いましょうというのが言語道断であるということが、このことからも明らかであろう。"


なるほど、
税率の引き上げには慎重であるべき
なんですね。
私も、そのように思います。


(*2)【SYNODOS】アベノミクスを成功させるために、消費税増税を先送りせよ/山本幸三×飯田泰之(2014.11.05)

山本幸三議員のご発言で気になったところだけ引用します。

"増税しても大丈夫だと思っていたのは、金融緩和によって円安になれば輸出が伸びて、消費税増税の影響を相殺してくれるというのが根拠でした。しかし輸出構造が変わっていて、思った以上に輸出が伸びなかった。であれば増税は実質賃金に対してマイナスの影響しかありませんから、8月末に、これは180度意見を変えるしかないと思ったんですね。
[中略]
消費税増税をするならば、増税しても大丈夫だというくらいに、実質賃金がプラスにならないといけない。そのためには増税を先送りして、その間に追加の金融緩和であったり、財政政策――といっても公共投資ではなく給付金などですね。それによって懐を温まれば、増税も可能になるんじゃないかと思っているんですよね。将来的には消費税をあげないといけないとぼくは思ってるので。
[中略]
本当は増税どころか、減税なり給付金を増やすなりして、低所得者層を安定させないといけない
[中略]
急ぎすぎると、消費も生産も投資も落ちて、全部が駄目になる大切なのは、同じ過ちを繰り返さないことですよ物価が安定して、成長路線にのることが確認されて、実質賃金があがったときに、消費税をあげればいいと思う。"

山本幸三議員が「消費税をあげればいいと思う」ような経済状況になっているのでしょうか?
 

(*3)アベノミクスを成功させる会2014年提案

"本日の提言の要旨は以下の通りです。

1. 10%への消費税再増税は1年半延期し、2017年4月からとすること。
2. 再増税延期によっても、2015年度PB半減目標の達成や、社会保障充実に向けての予算確保には何ら問題がないこと、さらには財政健全化への姿勢にも全く変化がないことを、内外によく説明すること。
3. 消費増税により落ち込んだ個人消費を回復させるために、3兆円程度の「懐を温める」経済対策を実施すること
4. 賃金上昇を確実なものにするため、今後も政労使会議を積極的に活用すること。
5. 日本銀行に対し、2%物価目標の早期達成に向けて最大限の努力を行うよう強く要請するとともに、政府と日銀の関係を明確化するための日銀法の改正を急ぐこと
6. 第3の矢である成長戦略に全力で取り組み、法人税減税やGPIF改革などで具体的成果を早急に出していくこと。"


「個人消費を回復させる」ということは、未だに出来ていないようです。

2016.05.18に公表された2016年1-3月のGDP一次速報値の実質家計最終消費支出(季節調整値)です。
{0F756815-FBD9-4B1B-8073-CBE757E7F57D}


データ出典:内閣府


民主党政権下のときよりも、低い水準で、懐が暖まっているとは思えませんね。

増税は相当先のことになりそうですね。

同じ方が2016年に