謹賀新年

===== 以下、質問 =====
新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

日本の財政を支えるため日夜ご尽力下さっている貴省に感謝いたします。

日本の財政健全性についての質問と要望がございます。

【質問1】
国の財務書類(*1)は(約2年後とは言え)、日本政府の財政の健全性を知るうえで重要な情報です。日本政府債務の国債残高が世界一と言われることはございますが、政府資産も世界一であるとお聞きしました。
政府資産の国際比較をされた資料がございましたらご教示下さい。
「総債務残高・純債務残高の国際比較」(*2)から推し測ることは出来なくはないのですが。

(*1)《平成25年度「国の財務書類」の貸借対照表の概要 : 財務省》

(*2)《政府の負債と資産:財務省》

【質問2】
国の財務書類(*1)を作成される際に、連結の対象範囲に日本銀行が含まれていない理由をご教示下さい。
日銀は政府の子会社とも言え(*3)、国債を約328兆円保有しており、政府から日銀へ国債費が支払われ、経費などを引いた後、日銀から政府へ国庫納付金として返ってきます。
子会社や関連会社を連結決算に含めないことで粉飾決算とされる企業もありますが、これに当たらないのでしょうか。

(*3)《「日本の借金1000兆円」はやっぱりウソでした~それどころか…なんと2016年、財政再建は実質完了してしまう!》

(*4)《営業毎旬報告(平成27年12月20日現在)》

【要望1】
「国の借金1000兆円!」という報道はIMFの基準に従って貴省が借入金残高などを公表する四半期ごとにメディアなどで見かけます。この際に日本は世界一の政府資産を保有していることもあわせて公表下さるようお願いいたします。

日本財政の健全性をアピールし、国債の安定消化といった国民にとっても重要なことに資すると思われます。
また、企業であれば、四半期ごとに借金だけを公表することはありえないと思われます。
ご一考のほど、よろしくお願いいたします。

【要望2】
国の財務書類(*1)に日銀を加えた統合政府でのバランスシートの作成と公表をお願いいたします。

国債累積問題が語られる際(*5)に、プライマリーバランスに注目させたいせいか、名目GDP成長率や日銀のハイパワードマネーの増価額などは議論から外されがちです。メディアなどでの報道でもほとんど見かけません。
国会議員の方々はお忙しいでしょうから、貴省の方々がしっかりと正しい情報ご説明して下さることを期待いたします。
メディアの記者の方々も難しい情報は、貴省のお知恵とお力に依存していると思われますので、正しく重要な情報をわかりやすくペーパーにおまとめのうえ、周知下さると幸甚です。

(*5)《デフレ脱却こそが国債累積問題の解決策である:オピニオン:Chuo Online : YOMIURI ONLINE(読売新聞)》


お忙しいところお手数をおかけして恐縮ですが、ご回答のほど、よろしくお願いいたします。

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財務省からの回答がありました。(2016.01.13 18:11)

財務省ホームページへのアクセスありがとうございます。
1月1日にお寄せいただいたご意見等に対してお答えします。

【問1 回答】
各国はそれぞれ財政制度が異なるため、統一的な基準でバランスシートの資産額を比較した資料はございません。

【問2 回答】
国の財務書類において連結の対象となる法人は、財務大臣の諮問機関である財政制度等審議会において定められた作成基準に基づき、各省庁(主務大臣)から監督を受けるとともに、当該省庁から出資金や補助金等の財政支出を受けている法人とされております。
また、各省庁の監督権限が限定されている場合及び財政支出がない場合等においては、連結対象から除外することができるものとされております。
日本銀行は、日本銀行法により中央銀行としての「独立性」が明確にされており、省庁の監督権限が限定されております。また、政府出資の額も僅少であることからであることから連結をしておりません。このため、ご指摘の粉飾には当たりません。

今後とも財務行政にご理解とご協力をお願いいたします。

※このメールは発信専用です。このメールにご返信いただいても回答することができません。お手数ですが、当省へのご意見等は再度「ご意見箱」(https://www2.mof.go.jp/enquete/ja/index.php)よりお願いいたします。




===== 以上、財務省の回答 ======

要望に関しては全スルー…