2015年5月23日に質問し、財務省からの回答待ちです。一カ月以上も…

2015年8月11日18:02 に待ちに待った回答がありましたので追記しました。

ご担当者様

いつも大変お世話になっております。前回の質問へのご回答「2012年1月の外貨証券計上額と2014年12月の外貨証券計上額を比較すると、外貨証券は増えておりません。」

というのは以下の統計データを確認したところ、仰る通りです。

統計表一覧 : 財務省

【質問1】

2012年1月(1198億ドル)から2013年6月(1157億ドル)までは減少傾向だった外貨証券が、為替介入をしていないにも関わらず2014年2月には1204億ドルと2012年1月の残高を超えています。47億ドル余り増加させた目的と理由をご教示ください。

【質問2】

2012年のドル円為替レートは80円程度でした。平成25年度の外国為替資金特別会計財務書類を拝見したところ、為替換算差額に平成24年度は13.8兆円、平成25年度に17.5兆円とございます。これは、外貨証券を円換算で評価した場合に、資産が約30兆円増えた、ということでしょうか。ご教示ください。


【質問3】

外貨証券は米国債などで保有されているかと存じます。外国の格付け会社へ問い質した通り自国通貨建ての(かつ自国通貨の発行権を有し、短期金利を調整できる中央銀行を保持)国債を発行する米国、英国、日本の国債は、デフォルトのリスクが低いことはその通りであると存じます。

しかしながら、長期国債などを保有すれば、短期の国債を保有する場合に比べてリスクは高まることが想定されます。

外貨準備で保有している米国債の残存期間別の残高をご教示ください。

〈参考〉

外国格付け会社宛意見書要旨について : 財務省

【質問4】

保有する米国債が償還期間を迎えた場合、償還されたドルの額、および、それを円に交換した額、償還されたドルで再度米国債を購入した額について、それぞれご教示ください。

公表されているURLがございましたら、併せてご教示ください。

(為替介入をしておらずに償還されることを前提にすると、ロールオーバーしない限りは、外貨証券残高は減り続けるはずなのに増加する前月よりも増加することがあり、疑問に思い続けておりました)

お忙しいところお手数をおかけして恐縮ですが、ご回答のほどよろしくお願いいたします。


財務省からの回答

財務省ホームページへのアクセスありがとうございます。
5月23日にお寄せいただいたご意見等についてお答えします。

【質問1に対する回答】
財務省が毎月公表している「外貨準備等の状況」における、外貨証券計上額は、ドル建ての時価評価であり、金利や為替の動向等によって増減しているものです。

【質問2に対する回答】
平成24年度及び平成25年度は、前年度と比べて外国為替資金特別会計が保有する外国為替等の評価額(円換算額)が、それぞれ13.9兆円(平成24年度)、17.5兆円(平成25年度)増加しました。

【質問3及び4に対する回答】
個別の運用状況の詳細については、公表を差し控えさせていただいております。

今後とも財務行政にご理解とご協力をお願いいたします。