こんにちは(^_-)-☆ しんのすけです
オーディオやっていますよ(笑) 書くのが面倒です^^;
先日、フィデリティリサーチのFR-5Eを入手しましたが、今日はそれで再生してみました。
音源は個人的に非常に懐かしいこれです。
岩崎宏美さんの「10カラットダイアモンド」です。
このレコードは行きつけのオーディオ店の展示のプレーヤーの上に埃だらけで乗っけてあったのを貰って来たものです。当時、お店での試聴に使っていました。DENONのSC-5000での歯切れの良い締まったサウンドが記憶に残っています。
元々このレコードはビクターの頒布品です。右下にシールがありますよね。
「S-C2発売記念」と書いてあります。
S-C2ってこれですね
ビクターの小型2ウエイ密閉型のスピーカーです。1980年発売
当時あまり話題にははならなかった覚えがあります。
それで、本題の音楽再生のほうですが、
装置はアームにMICROのMA-505S、カートリッジはフィデリティリサーチのFR-5Eを使用。針圧は1.8g。
アンプは今年になってYAPのA級POWERアンプをLOWレンジに入れてから綿密な帯域調整をしまして、ほぼこれで良いんじゃないかという状態です。
全域に渡って歪っぽさは感じられず、クリアであります。音量を上げても耳が痛くならないことからも分かると思います。
【空間再生録音】
2曲録音しました
1.スリー・カラット・ダイアモンド
作詞:阿木燿子 作曲編曲:川口 真
長尺な曲なので、手っ取り早い済ませたい方は4分あたりから聴いて下さい。シンセやら手拍子やらコーラスやらが入って賑やかです(笑)
2.マチネへの招待
作詞:阿木燿子 作曲編曲:穂口雄右
【レビュー】
1.フィデリティリサーチのFR-5Eの音質
1969年発売の旧い設計のカートリッジにしては検討していると感じる。低域の量感は多少軽いが全域を通じてウエルバランスと言える。
ボーカルは少し鼻に掛かった感じで多少後退するが、許容範囲だと思う。高域には多少のアクセントはあるが嫌味な感じではなく良好で、曲率の小さい無垢楕円針の繊細さも感じられる。セパレーションも良好に感じた。
何故かS/Nが悪いのは原因調査中。
2.「スリー・カラット・ダイアモンド」
このアルバムは歌謡曲としてはなかなかアレンジが凝っており、1曲目の演奏時間も6分越えで制作意欲が感じられる。
ドラムは電子ドラムなのだろうか? 良くもあり悪さもあり、誰だかは分からないが時々ドタバタと臭いアドリブ調が入る。(アルバムを通し同じ傾向)
この曲は4分ごろから比較的長い間奏があり、シンセサイザーや手拍子を入れるなどの工夫がある。
コーラスは誰なのだろう、悪くはない。特に「泣いたりしないからお願い教えてよ~」が良い。そのあとのハモリは本人の2重吹き込みだろうか。
3.「マチネへの招待」
1曲目が長かったので、短くまとめた感じがする。「マチネ」は昼下がりの演劇であるが阿木燿子さんぽくて良い。楽器が少ないせいか、「3カラット」よりレンジが広く感じる。アレンジ的には無難な感じで良くまとまっている。
「プログラムの陰 私がつついても」の「陰」は詞の流れからいっても聴き取りにくい。
4.MA-505Sアームのこと
マチネへの招待の1分ぐらい「終わりが見える・・」あたりで針が飛びそうに歪む。多分、ケーブルが硬化して動きが悪いのだと思う。以前現象は出ていたので途中まで分解したが、大変そうなのでコネクターの角度で誤魔化したけど、やはり問題があるようだ。このアームは銀線使用なので、あまり交換したくないというのもあるが、やるしかなさそう。
でも、その前後で特に音が寄ったりしていないことから、サイド・フォースによって極端に音質に影響がないことが分かる。
なお、このアームはインサイド・フォース・キャンセラーを針圧印加のワイヤーを偏心させてやっていることが、余計に現象を複雑化している感がある。
【フィデリティリサーチFR-5E諸元】
■価格 13,000円(1970年頃)1973年頃は14,100円 1977年頃は19,500円
■交換針(S-5E)価格 5,100円、1975年頃は7,200円 、1977年頃は9,700円
■発電方式 MM型 ■出力電圧 5mV(5cm/sec) ■針圧 1~2g(最適 1.5g)
■再生周波数帯域 20-20,000Hz+3dB-0.5dB
■チャンネルセパレーション 30dB/1kHz 25dB/10kHZ
■チャンネルバランス 1dB/1kHz ■コンプライアンス 10×10-6cm/dyne
■直流抵抗 150Ω ■負荷抵抗 47kΩ
■インピーダンス 0.8kΩ/1kHz ■針先 0.2×0.8mil ■自重 4g
■発売 1969年3月 ■販売終了 1980~81年頃