CRC5-56と呉工業のお話し | しんのすけのオーディオ部屋

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こんにちは(^_-)-☆  しんのすけです

 

 

 

半年ぐらい前にミシン油について書きましたが、実は今回のやつの前振りであったのです。年末年始で少し忙しかったので年を越してしました^^; というか、それからまた半年経った(笑)

今回はその浸透潤滑油についてのお話しになります(^^)/

 

というのも、あるブロ友さんはCRCと言っただけで「あれは駄目だ」と大のアンチなのであります。

でも、手軽にシュ~ってできるから皆さんも良く使われていますよねぇ~

わたしも家にもCRCの製品はいろいろとあります。「ラバープロテクタント」とか「シールコート」とかね!

 

 

呉工業とは

 

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これはかなり旧いですけど、1993年に発売された「KURE スーパー 5-56」であ~る

 

 

 

 

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住所を見ると世田谷区太子堂になっており旧本社になります。

現在の本社は 東京都目黒区東山1-16-13 となります

なので輸入商社であって工場を持っているわけではありません。それに呉市にあるわけでもないです。

 

 

呉工業 呉 美齡

 

呉工業の創業は1960年で創業者は呉 全徳氏です。1962年にCRCインダストリー社と取引を開始してCRC製品の輸入販売を開始し、同年にCRC5-56を国内販売しました。

現在の社長は 1993年に就任した Mayling Woo Clements (呉 美齡)氏(写真の右側のお方) になります。

なので広島県どころか、異国の人々がやっています(笑)

 

👉 CRC5-56とは

 

 

CRC5-56等の防錆潤滑油の特性

かなり広い範囲に使用できるオイルですが、浸透性を持たせるためにどうしても潤滑と防錆効果が弱くなっているので、防錆や潤滑は短時間の効果しか期待できない様です。揮発性の成分が多いのだと思われます。

潤滑性を求める場合はオイル系やグリース系を使う事になります。

 

なお、経験上も良く知っていますが、ABSやポリカーボネート樹脂に対してかなり酷い攻撃性を示すことが有名です。筆で塗っておくと一晩でソルベント・クラックが生じますので注意が必要です。

 

 

5-56の由来

5-56の由来はCRCインダストリー社の当時の会社の住所が「1-16番地」だったので、CRC1-16から順番に名づけたのがはじまりです。

 

 

CRCインダストリー社とは

 

なお、CRCインダストリー社は、WD-40社の前身であるロケットケミカル社とチャールズ・J・ウェッブ2世との間でWD-40の販売に関する口頭契約が破談になった後1958年に設立。1981年にバーウィンドコーポレーションの傘下。

CRCの最初の製品である5-56は現在も販売されてるが、WD-40の現在の競合製品は、シリコンベースの代替品である6-56。

 水置換性を持つオイルに浸透性のあるオイル(オイルでなく溶剤に近く、一般的には無臭灯油が多い)、防錆剤(ラノリンなど)を配合したもの。

 

なお「CRC」の由来は「Corrosion Reaction Consultants」(腐食反応コンサルタント)の略であります。

 

本家のCRCでは5-56はすでに無い

本家CRCのHPで5-56を検索すると、、

5-56はありません

ありません(>_<)

 

CRC3-36.jpgCRC6-56.jpg

3-36と6-56はあります。

6番は本来なら6-66のはずですが、縁起が悪いので6-56となっている様です。

 

おしまい(^。^)y-.。o○