2023年最後のアート鑑賞
AMBIENT KYOTOになりそうです。
年初めに東京のアーティゾン美術館で、
ダムタイプ坂本龍一さんの作品を
体験した年なので必然な気もします。
 
 
AMBIENT KYOTOでも
高谷史郎さんと坂本龍一さんの作品を
鑑賞しました。
 
 
会場は烏丸丸太町の京都新聞ビルの地下
 
京都国際写真祭などでもお馴染みの会場です。

 

 
開館時間19時までなので(入場18時半まで)
大晦日の初詣前に立ち寄ることもできます。
 
 
image
 
元印刷場跡地には
世界の軌跡が一面に広がっていました。
 

 

async - immerasion 2023

 
2017年坂本龍一さんが発表されたアルバムの
アンビエントミュージックを元に、
高谷さんたちが映像、空間構成を手掛けて、
インスタレーション作品へと構築されてます。
 

asyncとは非同期とのこと。

 

一見日常と思える光景が

目の前で分割されていきます。

(リヒターのカラーStrip作品を見ているよう。)

 

 

 
世界は同期し繋がっていると信じたいですが
実は非同期で分断されているのでしょうか。
 
 

レクイエムのような「andata」流れると

会場が感極まった空気感に包まれました。

 

坂本龍一さんのこと想ってなのか、

人間の儚さと尊さのこと思ってなのか、

私は号泣していました。

 

 

「And yet it all seems limitless.」

「それでも全ては無限∞に見える」

 

どんなに刹那な世界も宇宙の一つである。

 

アンビエントを超えて、

生命の根幹まで震わす作品でした。



今作は高谷さんとダムタイプで活動中の

古館さんやさんも参加されています。




せっかくなので年初に観た作品もご紹介。

 

ダムタイプ

2022 : remap 

 
ヴェネチア・ヴィエンナーレでの作品を、
アーティゾン美術館で再構築されていました。
 
この作品でも坂本龍一さんの死生観を
アンビエントミュージックから体感しました。

 

 
世界のどこが照らされているのか。

自己なのか他者なのか。

 

 
コロナ禍で坂本さんが集められた、
世界各地の環境音を聞きながら、
この世界のつながりを感じました。
 

暦は1年で区切られていますが、
日常が当たり前に続く有り難さに
日々感謝する年の瀬です。
 
 
素晴らしい作品を
ありがとうございました🙏