勘定科目って何ですか?
どんな科目があるんですか?
この経費はどの科目にしたらいいんですか?


セミナーなどでもよくこんな質問を受けます。

こんにちは。
しなやか希業マネーコンシェルジュの小谷晴美です。

勘定科目は事業の収支状況を分かりやすく説明するための分類です。

家計簿をつける時も、「交通費」「通信費」「食費」と費目に分類しますよね。
なぜ、費目に分類するかというと・・・

同じような支出をまとめておくと、わが家はどんな事にいくら使っているか、分かりやすいですよね。

それと同じで、事業のお金についても、同種の収入や支出をまとめられるよう勘定科目をつけて記帳しておくと便利です。

実はこの勘定科目の名前って、好きに作っていいってご存知でしたか?
とても意外な感じなんですが、いいんです。

例えば、「採用教育費」という科目で人の採用からスキルアップに要する費用までつけても、採用にかかる費用は「採用費」、スキルアップに要する費用は「教育費研修」と分けても問題ありません。

「教育研修費」なんてダサ~い!

ワタシは「スキルアップ費」にするわ!

独自の科目を作っても問題はありません。

いいんですけど・・・・


確定申告をする際には、記帳した帳面をそのまま出すわけではなく、1年間の収支を1枚にまとめた収支内訳書(※)を作成し、確定申告書と一緒に提出します。
※青色申告の場合は「損益計算書」と名前が変わります。

この収支内訳書にお決まりの勘定科目が書いてあるんですね。


収支内訳書の勘定科目に合わせて科目を設定しておくと、ラクです。

経費の科目としてどんなのがあるかというと・・・
●給料賃金
●外注工賃
●減価償却費
●貸倒金
●利子割引料
●租税公課
●荷造り運賃
●水道光熱費
●旅費交通費
●通信費
●広告宣伝費
●接待交際費
●損害保険料
●修繕費
●消耗品費
●福利厚生費
●雑費

が記載されています。

中身が気になる方は 国税庁のサイトP2をご参照ください。
●必要経費の各科目の具体例


では、さっきの「スキルアップ」の費用はどこに入れましょうか?

「教育研修費」って見当たらないですね。


じゃあ

福利厚生費?
給料賃金?

じゃないし

雑費?
う~ん、なんだかな~



と、お悩みの奥さ~ん

安心してください!
空いてますよ♪



「複利厚生費」から「雑費」までの間に空欄が5つあります。
必要な科目があれば、ご自身で追加していただけます。

ちなみに私は
●会議費
●教育研修費
●支払手数料
●新聞図書費
●諸会費
という科目を設けています。


あら、フツーねえ。
ワタシはあと10個くらい作りたいわ!



という細やかなあなたも・・・
安心してください♪

好きなだけ作って、金額の大きい科目から順に記載して、残りは「雑費」に含んで収支内訳書を作成すればよいでしょう。

ただ、大切なことは・・・・家計簿と一緒で続けられること!

あまり複雑にし過ぎて、記帳が面倒にならないようにご注意ください。
分かりやすいのが一番ですね。



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