大阪ガスさまの社内誌に「説得力」についての特集記事が掲載されました。




セミナーや相談業務において日頃心がけているプレゼンや話し方についてライターさんのインタビューにお答えする形で1時間ほどお話した内容を2ページにまとめてくださいました。


仕事だけでなく日常生活でも私たちは常に人を「説得」しながら暮らしているかもしれません。

今朝も「もう6時50分やで、起きなくていいの?」「納豆も食べなさい。」と娘を説得しておりました。(笑)

説得とは人を動かす力
結果として相手が動いてくれても、イヤイヤ仕方なくではなく、納得して進んで動いてくれるといいですよね。


販売店の方や営業担当の方にお読みいただくとのことでしたので、2つのコミュニケーションを中心にお話しました。

●バーバル(言語)コミュニケーション・・・「聴き方」「話し方」など
●ノンバーバル(非言語)コミュニケーション・・「表情」「態度」など


その中でプレゼンの基本ノウハウのひとつPREP法(プレップ法)をご紹介しました。
PREP法はご存知ですか?

PREP法とは「Point、Reason、Example、Point」の略です。

まず結論(Point)を述べて、次にその理由(Reason)を説明し、続いて具体的な例(Example)を挙げてから、再び結論(Point)で締めくくるというものです。




例えば、タバコをやめさせたいとき。

「タバコをやめてください。
 なぜならタバコは身体に悪いからです。
 例えば、男性の肺がんの約7割はたばこが原因と言われています。
 だからタバコをやめてください。」


とこんな感じです。

ポイントは何を訴求するかですね。

理由と具体的な例が相手の心を動かすものであることが必要だからです。

例えば、小学生に納豆を食べさせたいときと、30代女性納豆をススメたいときとでは、訴求点が違ってきます。


小学生なら「頭がよくなる」「骨が丈夫になる」と言った成長に関する効果を訴求し、30代女性には「美肌」や「便秘解消」等の美容効果を訴求すると説得力が増すと思いませんか?


30代女性に納豆をススメたい場合は

「納豆を食べましょう!
 なぜなら、納豆を食べると美しくいられるからです。
 例えば、納豆に含まれる食物繊維は、便秘解消や老廃物除去にも役立ち、美肌効果だけではなく、ダイエット効果も期待できます。またホルモンバランスを整える大豆イソフラボン、現代人に不足しがちな美肌成分のビタミンB2も豊富に含まれています。これほど美容効果の高い食品はありません。
だから、納豆を食べましょう!」


いかがでしょう?


訴求する内容によって、具体的な事例もおのずと変わってきますね。


仕事の場面だけでなく日常の「おねだり」「お願い」にも使える便利なプレゼン法ですので、一度試してみてください。


ちなみに、娘を妊娠した時、夫はヘビースモーカーでした。
時には夫の身体を気遣い、時には胎児への影響を訴え、タバコをやめるように説得を試みましたが、当時流行のホタル族として、ベランダで吸い続けていました。

そんな夫がある日突然タバコを止めました。

理由は何だったと思いますか?




「歯に悪いから」


はあ?



タバコは歯茎をやせさせ歯槽膿漏を引き起こすと、歯医者で言われたそうです。

えーーーーー! そこ~~。そこだったの~~。


PREP法を使いこなすためにも、相手を知ることが大切ですね。

その為にも相手の話に耳を傾け、相手の価値観を理解することが最も大切なことかもしれません。
そんな思いで私も相談業務でお話をよく伺うよう心がけています。


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