迷路!!「甲州道中」と「中山道」が交差する宿場町の路地裏を彷徨う | 信濃路てんこ盛り

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甲州道中(甲州街道)と中山道合流の地、諏訪郡下諏訪町。

 

 

諏訪湖や諏訪大社が有名な、この地の定番スポットを訪問後に潜入した路地裏で、もがき苦しみました。

 

 

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まずまずの天気だった3月27日、残された未踏の県内市町村を埋めるべく、下諏訪町へとやってきました。

 

実は昨年11月、下諏訪町「いずみ湖公園」の紅葉観賞に訪れましたが、公園の半分が諏訪市である事が判明し…

 

私の「こだわり基準」で、下諏訪町として認定出来ず、プログ上では「複数市町村」として処理しました。

 

 

という訳で、今回が正式な下諏訪町訪問となります。

 

当日まずは、諏訪大社「下社春宮」を目指して出発しましたが、その前に「木落し坂」へと寄り道。

 

そう、ここが7年に1度の「御柱祭」山出し最大の難所です。

 

 

写真ではうまく伝えられませんが、傾斜35度・100mの急坂を長さ17m・重さ10トンの巨木が一気に曳き落とされます。

 

 

見学後の10時10分、諏訪大社「下社春宮」を参拝。

 

ちなみに、諏訪大社は諏訪湖周辺にある4社(上社前宮・上社本宮・下社秋宮・下社春宮)からなる神社です。

 

 

境内に4本立つ「御柱」はやはり巨大!これが「木落し坂」を下ってきたのです。

 

 

参拝を終え「春宮」から徒歩5分の「万治の石仏」へ。学生時代に信州初上陸を果たした翌日、ここを訪れました。

 

とにかくユニークな石仏です。高さ2.6m、横3.8m、奥行3.7mもあり、近くの案内板にはお参り方法が掲示されています。

 

願い事を心で唱えながら石仏の周りを時計回りに3周するのですが、参拝に来た人全員(私も!)がぐるぐる回っていました。

 

 

そして、この石仏からも近い「おんばしら館よいさ」を見学。

 

 

「御柱祭」の全てがここに詰まっていると言っても過言ではない施設で、木落しの模擬体験も出来ます。

 

前方スクリーンに、柱に乗る人の目線からの木落しの映像が流れ、同時に座っている柱の後方が持ち上がるそうです。

 

まるで実際に自分が柱に乗っかり、先程立ち寄った「木落し坂」を下っていく躍動感が味わえるとか。

 

 

「下社春宮」近辺の見学を終え、今度は「下社秋宮」に11時45分参拝。それにしても「神楽殿」のしめ縄、凄すぎる!

 

 

ここまで、下諏訪町の定番スポットを順調に消化してきましたが、やはり「御柱祭」の町ですね。

 

「秋宮」近くのマンホール蓋もご覧の通り。カラー版できれい!

 

 

ここからは下諏訪町の違った一面を見つけるべく、路地裏を歩いてみる事にしました。

 

というのは、3大都市圏内等からやってきた「地域おこし協力隊」が製作したという「路地裏MAP」を発見したのです。

 

彼らの斬新な発想と感性から生まれたMAPを辿れば、時代に取り残された下諏訪町の景色に巡り合えるかもしれない…

 

しかしながら、この幻想が間違いの元だったとはつゆ知らず。まずは意気揚々と「鎌倉街道ロマンの道」に入っていきます。

 

 

MAPにあった「鎌倉街道」の碑を目指すも、フリーハンドで描かれたMAPでは、距離感がつかめず早くも迷子です。

 

でも5分のロスだけで碑を見つけ、この路地を入っていきます。

 

 

すると★印のついたビューポイントに到着。諏訪湖が一望出来ました。その後もMAPに従い、お墓の中を通過し…

 

 

自動車道に出て、右に左に?曲がり、また路地に入ると「青塚古墳」に到着。でもここは目的地ではなく、あくまで目印。

 

ここから路地を進んだ先に、MAPでは★の記載があるのですが、そこがいったい何なのかの説明はなし。

 

この路地を何度か通ってみましたが、目的地が分からず断念。

 

 

新たな路地を求めて、自動車道を歩いて大きく移動しました。でもやっぱり距離感がつかめず、次のビューポイントも不明。

 

今度は説明のあった「昔ながらの町並み」から「トタン路地」を目指します。しかしまたしても、目印の建物すら見つけられず。

 

路地は道を一本間違えば、全く別の景色になってしまうので、付近を歩きまわりましたが、やっぱりダメ。

 

こんなはずではなかったと、冷静になり、全く別ルートから「トタン路地」を探しましたが…

 

ここ?やっぱり違う!洗濯物が干されているだけの普通の路地です。完全に迷路に迷い込んでしまいました。

 

それにしても、今日は何という暑さなんだろうか。汗びっしょり!こんな炎天下で、いったい私は何をやっているんだろう?

 

 

「秋宮」近くに駐めていた車を移動させ、懲りずに次は「古い建物と石積み」と書かれた場所を探します。

 

路地入口の両側に目印が書かれており、ここなら辿り着くだろう…と思ったら、またまたその目印すら分からない!

 

完全に疲れ切っている、もう路地裏歩きはやめよう!と車の駐めていた場所近くまで戻って、改めてMAPを見ると…

 

うん?90度方角が違う!で気力を振り絞って歩くと、目印があり「古い建物と石積み」もありましたが、もう殆ど感動なし。

 

 

さすがに、これから再び「トタン路地」を探す気力もなく、今回の「路地裏」探検はこれにて終了となりました。

 

しかし、このままでは帰れない!下諏訪町の最後は…もうお分かりですね。とにかくさっぱりしたくて「菅野温泉」へ。

 

 

全体的に湯温が高い下諏訪町の温泉にあって、比較的低い?42~3度は少し熱かったけれど、快適なお風呂でした。

 

さて今回の路地裏での混乱は、距離感がつかめなかったとは言え、決してMAPのせいではありません。

 

すべては、私の極度の方向音痴が原因です。そうでなければ、懐かしい昭和の景色に出会えたかも。

 

3km程度の散策になると目論んでいましたが、結果的に万歩計は11000歩、8kmを表示していました。あ~ぁ、疲れた!