異国!!外国人8割?の村で、煮えたぎるほど熱い13湯巡りに挑戦!(下) | 信濃路てんこ盛り

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野沢温泉村に来て2日目。13湯巡りもまだ「道半ば」です。

 

野沢温泉のシンボル、夜の「大湯」

 

17日の午前中に村を出る予定ですが、全湯クリアしないと帰るに帰れません。果たして…?

 

 

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1月16日の宿泊先である「お宿てらゆ」にチェックイン後の15時半、9番目となる外湯を目指して外出しました。

 

相変わらずよく降っていますが、宿近くの駐車場では雪かきをする外国人の姿が。

 

雇われて除雪しているのか、それともこの付近の住人なのか不明ですが、完全に村に溶け込んでおり、全く違和感がありません。

 

野沢温泉村にとって、地域に根ざした外国人の労働力は、なくてはならないものになっているのでしょう。

 

⑨麻釜の湯(あさがまのゆ)

 

 

温泉名の通り「麻釜(おがま)」から引湯している外湯で、源泉は86.9℃もあり、13湯で一二を争う高温です。

 

浴槽には水が常時入っており(調整出来ない?)、気持ちよく浸かれましたが、少々狭いお風呂でした。

 

ここも脱衣所と浴室の間に扉がなく、一体化しています。

 

 

この後、10湯目を目指し「真湯」へ行ったものの、混んでいたので、本日の入湯は断念して翌朝に再挑戦する事にしました。

 

⑩上寺湯(かみてらゆ)

 

 

で、やってきたのが「上寺湯」。こちらも「麻釜」から引湯しており、源泉が77.9℃(使用位置42℃)あります。

 

熱いけれどすぐに浸かれました。浴槽も洗い場も狭い外湯です。

 

 

ここまで10湯達成。いよいよ先が見えてきました。本日この後は、宿の隣にある外湯に浸かるだけ!

 

18時からは夕食タイムです。宿泊した2軒ともに印象に残ったのは、やはり「野沢菜漬け」でした。

 

たまに購入する、ショッパイだけの市販のものとは比べ物にならない。これぞまさしく、本場の自家製「野沢菜漬け」!

 

 

夕食後の19時、浴衣姿のまま旅館を飛び出し、隣の外湯「熊の手洗湯」へ。

 

しかし入口の扉を開けると、アジア系?の人達からの熱い視線を一斉に浴び…満員で入れず、宿へと退散。

 

20時過ぎに再び挑戦するも、今度は欧米系の視線が…またもや退散。野沢温泉村は、やっぱり多国籍村です!

 

外湯は23時までの営業で、時間的にはまだ余裕があります。そこでまずは、21時半までしか利用出来ない旅館の内湯へ。

 

若干、緑白色したお湯は湯温もちょうどで、よく温まります。さすが隣の外湯から引湯しているという温泉です。

 

 

⑪熊の手洗湯(くまのてあらゆ)

 

 

温泉名の通り、ケガをした熊が傷を癒したとされる外湯です。

 

21時、3度目の挑戦でようやく入湯。ここは源泉が40.2℃と、13湯の中で一番湯温が低い。

 

「あつ湯」と「ぬる湯」の2槽あり「あつ湯」も多少熱いくらい。高温の湯に慣れてきたせいか、水をうめずに浸かれました。

 

「ぬる湯」はちょうどいい湯加減で、他の外湯に比べて長湯する人が多いと思われ、回転率が悪いのかもしれません。

 

緑がかったお湯で、脱衣所には何と「おむつ交換台」が設置されています。

 

 

これでようやく本日の任務は全て終了。

 

野沢温泉に来てから、吹雪の中の外湯巡りや「道祖神祭り」見物で疲れていたのか、熟睡しました。

 

翌日、朝食を済ませて10時のチェックアウトまでに、残りの2湯を目指します。

 

この日は、15~16日の悪天候が何だったのかと思えるくらいに快晴となりました。

 

雪解けした道路にはオリンピックマークのマンホール蓋が出現。

 

1998年の「長野オリンピック」バイアスロン競技が、同村で開催された事を記念して作られたようです。

 

 

外湯に向かう途中、あちらこちらからスキーやスノボを持った外国人が、温泉のように湧き出して?きます。やっぱり異国です。

 

⑫真湯(しんゆ)

 

 

昨日、混んでいて浸かれなかった「真湯」です。朝一番で誰もいません。その為か、アッツアツでした。

 

お湯は緑白色で、黒と白の湯の花が大量に漂っています。何だか、何日も掃除していない浴槽に浮ぶゴミみたい。

 

 

いよいよ残り1湯となりました。最後の外湯への移動中、また別デザインのマンホール蓋を見つけました。

 

今度は、同村に古くから伝わるという郷土玩具の「鳩車」です。

 

 

⑬大湯(おおゆ)

 

 

最後13湯目は、野沢温泉のシンボル「大湯」です。他の外湯と比べ、その佇まいには圧倒的な存在感があります。

 

ちなみに、長野県には「大湯」と呼ばれる外湯が多いようです。

 

私が浸かった上田市の別所温泉・高山村の山田温泉・山ノ内町の角間温泉にも「大湯」はありました。

 

さて野沢温泉「大湯」の浴槽は、木製の「あつ湯」と「ぬる湯」の2つ。まだ9時前で、先客もこれから入湯するところでした。

 

その為か「ぬる湯」も非常に熱く、水をうめて何とか浸かりましたが…「あつ湯」なんぞ、挑戦する気にもなりません。


 

やっとの想いで13湯全てをクリアし、15日に購入した集印帳を観光協会に持込み。

 

27ヶ所あった集印台から17個拓印し、芸術家・岡本太郎氏の「湯タオル」をゲットしました。

 

このタオル、人が踊っているデザインではありません。頭を左に傾けてみて下さい。「湯」の字が浮かびます。

 

 

こうして、警報級と言われた暴風雪の中で訪問した、野沢温泉村2泊3日の旅は終了しました。

 

3時間立ちっぱなしだった「道祖神祭り」(次回掲載)と痺れるぐらいに熱かった13湯巡りで、非常に疲れましたが…

 

思い出深い、充実した旅となりました。野沢温泉村、最高です!