「日本一のあんずの里」として名高い、千曲市の森・倉科地区。
「一目10万本!」と謳われ、春がぎゅ~っと凝縮されていた「あんずの里」を訪ねてきました。
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ここ数年6~7月に「あんずの実」を買う為、当地を訪れていますが、花のシーズンは実に40年ぶりです。
今年は全般的に花の見頃が早いので、「あんずの里」訪問も早めの4月2日の週を予定していましたが…
3月26日に開花状況を調べたところ、何と既に見頃!記録を取り始めてから、一番早い開花だったようです。
で、あわてて知人をお誘いし、3月31日に行ってきました。
「あんずの里」の中でも、少し高台にあって眺めがよい「窪山展望公園」の駐車場(協力費500円)に14時到着。
早速、車を降りて全体を見渡しましたが…何だか物足りない。
こんなに淡いピンクだったかな?40年前のイメージでは、もっとピンク色が濃かった気がしたのです。
それでも見事である事に違いはありません。
「窪山展望公園」すぐそばにある「上平展望台」付近から、勝手に名付けた「あんずロード」を下っていきました。
これぞ、春爛漫。辺り一面「あんずの花」が咲き乱れています。
しかし、花を付けている木々の多くは、幹が太い老木です。
このピンクはきれいですね。匂いはあまりしませんでした。
畑によっては防寒対策なのか、木の根元に藁が敷かれています。
霞んでいてよく見えませんが、前方中央には冠雪の「高妻山」がそびえています。
どこまでもずっと続いていそうな「あんずの里」の景色です。
レンギョウも、あんずに誘われるかのように、鮮やかに咲いていました。
「上平展望台」からの「あんずロード」を下ってきました。さすがにこの辺りでは、花が少し散り始めています。
この日は3月末とは思えない程の暑さで、知人は少々グロッキーです。
ここから今歩いてきた道を再び上って、駐車場まで戻るのは無理があると判断したので…
「あんずの里観光会館」で休憩してもらい、その間に私が車を取りに行く事にしました。
「観光会館」へ行く途中にあったのが「あんずの実」が描かれたマンホール。やっぱりここは「あんずの里」です!
そのマンホールには「更埴市」の文字も。合併前のこの地は「更埴市」でした。
14時50分「観光会館」へと到着。毎年「あんずの実」を買いに来ている「あんずショップ」はこの隣にあります。
知人と別れ、駐車場に…まっすぐ戻らないで、「あんずの里スケッチパーク」を経由する事に。
その途中にあった「あんずの幹」には藁が巻かれていました。本当に大切に育てられているようです。
15時過ぎ「スケッチパーク」へ。この付近の「あんずの花」は全体的にピンクが濃い感じがします。
ここは昔ながらの「あんずの里」の風景が再現されており、上皇上皇后両陛下が初めての個人旅行で訪れた場所のようです。
そして、車を停めた「窪山展望公園」に戻ってきました。
その後、車で「観光会館」に向かい、知人と合流し、帰路に。
「あんずの花」の狂い咲きに酔いしれ、素晴らしい「春の宴」を楽しんだ1時間半でした。
次回は、収穫された「あんずの実」を買う為、また6月頃に当地を訪れるつもりです。