郷愁!!遠山郷「旧木沢小学校」に母校を重ねる | 信濃路てんこ盛り

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私が通っていた奈良県の山間部にある小学校は、二階建ての木造校舎で、一学年が一クラスしかない小さな学校でした。

 

標高が800m超の高地にある為、夏でも涼しく、扇風機も必要ありませんでしたが、冬になると膝上ぐらいの積雪は当たり前で、校庭の雪かきをしたり、石炭ストーブで暖をとっていた事等が懐かしく思い出されます。

 

このブログ記事を書くにあたって、ネットで母校を検索すると、12年前に廃校となっていましたが、故郷に住んでいる親戚に確認したところ、木造校舎は取り壊されず、そのまま残っているようです。

 

 

さて、旧木沢小学校は飯田市南信濃木沢(旧下伊那郡南信濃村木沢)にある木造校舎で、昭和7年に建てられ平成12年に廃校となりましたが、地元住民の手で保存され、資料館等として活用されているそうです。

 

 

今回、木の温もりと匂いのする旧木沢小学校に、廃校となった母校を重ね、小学生だった頃の自分に会いに行ってきました。

 

 

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12月13日、昼前に南信濃和田にある「道の駅遠山郷」で知人と合流。

 

 

旧木沢小学校を目指し、国道152号を北上していくと、左側の壁面に「木造校舎見学自由」と書かれた大きな案内板が目に飛び込んできました。

そこにあるスペースに車を停め、歩いて少し登ったところに小学校はありました。

 

 

おりしも翌日、小学校近くの木沢正八幡神社で「霜月祭り」が予定されており、校庭を駐車場として利用する為、白線引きが行われている最中でした。

 

校舎内に足を踏み入れると、廃校時そのままの状態のようであり、いまにも満面の笑みをたたえた子供達の元気な声が聞こえてきそうな感じです。

 

 

校舎内で教室等がどういった配置になっていたか、どう歩いたかは全く記憶にありませんが…

 

図書室

 

母校にあった「ちびくろサンボ」という童話が大好きでした。

 

職員室

 

校長室

 

最後の1年生教室(生徒3名)

 

左側にあるテレビからは、この教室を舞台に制作された「サカイ引越しセンター」のコマーシャルが繰り返し流されていました。

 

軋む音が妙に懐かしい階段

 

2階にある教室

 

母校も同じように、机をくっつけて学んでました。隣に座っている女の子を少し意識しながら…

あっ、だるまストーブです。懐かしい!

 

林鉄資料館…森林鉄道の資料を展示

 

木材搬出の為に建設された遠山森林鉄道は、住民の足としても利用され、「林鉄」の名で親しまれたようです。

 

この他にも、山(南アルプス)の資料館や祭り(木沢地区の霜月祭り)の資料館等がありました。

 

初めて訪れた場所なのに、この木造校舎は母校とも重なって、何か心がほっこりと和み、非常に懐かしさが感じられる空間でした。

 

 

<木沢地区で訪れた他の場所>

 

1.木沢正八幡神社

 

旧木沢小学校のすぐそばにあり、翌日に行われる霜月祭りの準備中であったにも関わらず、中まで見せて頂きました。

 

 

 

2.梨元ていしゃば

 

国道152号沿い(旧木沢小学校の北側)にあり、遠山森林鉄道の機関車が復元、移設されています。

 

 

こちらは客車

 

3.小嵐稲荷神社

 

木沢地区の西側にあります。山道は神社まで舗装されていましたが、非常に細く険しい道でした。カーナビが古く、途中で道の表示がなくなり、不安が募った頃に到着しました。

鳥居をくぐると、奉納されたと思われる多数の小さな鳥居があり、異様な感じのする神社でした。

 

 

 

 

このように木沢地区も見どころ満載でした。是非また訪れたいところです。