池上 彰「池上彰の宗教がわかれば世界が見える 」(文春新書)
☆☆☆+(3.5)
2011年7月20日 第1刷 発行 文春新書814 第2章から第8章は、池上彰の試練を乗り越える宗教入門(文芸春秋 2011年5月号掲載)を大幅に加筆 修正したもの
○池上彰「池上彰の宗教がわかれば世界が見える」読みましたか
この本は著者が宗教のスペシャリスト(学者、大学教授、住職等等)7人に、宗教の基本的なことを、問いかけその宗教についてわかりやすく解説するという形の、対談集です。
取り上げられる宗教は世界3大宗教である、仏教、キリスト教、イスラム教に加えて、日本の神道についても、取り上げています。日本人の宗教観や他の宗教がどういう特徴か非常によく分かりました。
また最後には、 養老孟司氏との会談もあり、宗教についてざっくり解説してくれています。これがまた腑に落ちました。
この本は東日本大震災の後、比較的すぐに出版されてます。あれから13年、世界はますます混沌とし災害はいたることろで起きています。この本の内容は今読んでも全然古びていませんし、こんな時代だからこそ、読むべき本だと思いました。42724
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