☆☆☆(3)
2022年9月25日初版発行 角川ソフィア文庫230ページ
○若狭徹「埴輪 古代の証言者たち」読みましたか
この本は、埴輪とはそもそも何なのか、ということから始まって、埴輪を家や人物、動物等、グループ分けして、カラー写真で紹介されています。
教科書で見たもの埴輪くらいしか知りませんでしたが、現在、こんなにたくさん発掘されて多彩なのかと、感じました。特に、動物もの鳥や馬や猫の埴輪もありました。人物にしても、様々なポーズのものがあるのですね。
350年ほど作られ、六世紀後半には廃れとされる埴輪。全国で見つかっている、前方後円墳等の、古墳から発見されることが多いようです。
学説はともかく、全国で同じような造形のものが見つかるのは不思議です。写真を眺めるだけでも楽しい一冊でした。110522
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