那須田淳「緋色のマドンナ 陶芸家・神山清子物語」読みました | 親愛なる人に-読書の薦め

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緋色のマドンナ: 陶芸家・神山清子物語 ☆☆+
 2019年9月 ポプラ社 249p
 

○那須田淳「緋色のマドンナ 陶芸家・神山清子物語」読みました
清子は 山師の父と母 と弟と妹の5人家族でした。父がギャンブルを重ね、借金が積み重なり、夜逃げ同然で、たどり着いた先が信楽です。

清子は、父から、サツマイモの世話係を命じられ、来る日も来る日も、サツマイモの世話をしますが、そのとき成長記録を取るようにと父に言われ、きちんと記録を取っていきます。それを何年かつづけると、サツマイモが大きくなる条件を見つけることができるようになりました。

また、絵が好きだった清子は、高校進学は父に反対されましたが、せめて手に職をつけようと、和裁と洋裁の専門学校に通います。学費は自分で工面しなければならず、庭に種を蒔き、花を育て、それを売ってお金を稼ぐようになりました。

 

病院にも花を売りに行くのですが、そこで入院中のおじいさんから、、陶器に絵を描く絵付けの仕事があることを教えてもらいました。。。

ということで、那須田淳「緋色のマドンナ 陶芸家・神山清子物語」読みました。この本は、NHK連続テレビ小説「スカーレット」のモデルとなった陶芸家、神山清子の実話を元にしたフィクションです。

 

神山さんには、子供が二人いたことや、白血病で亡くなられた息子の賢一さんと骨髄バンク設立運動をされたことも触れられています。ドラマとは実際は違いますが、困難にもめげず、力強く歩まれた方だとなと、感服しました。041220

 

ドラマ、面白かったですね

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