田中徳太郎「シラサギの森」読みました | 親愛なる人に-読書の薦め

親愛なる人に-読書の薦め

読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.


☆☆☆
シラサギの森 (科学のアルバム 20) あかね書房 54p 1972年



田中徳太郎「シラサギの森」読みました


この本は、かつて、埼玉県にあった、野田のさぎ山(国の特別天然記念物。元々は徳川家の鷹場として保護されていた)での、サギの観察によるサギの日常について書かれています。


サギは、秋から冬にかけて、南に移動して越冬することや、春先に卵を産んで子育てをすることを知りました。また、ガン、カモに次いで古い鳥で、ペリカンの仲間たちと同じく約9千万年前には地球上に住み付いていたそうです。


衝撃的だったのは、この本を刊行した頃、野田のさぎ山にサギが来なくなって、1984年には国の天然記念物を解除されてしまいました。最盛期の1957年頃には、親鳥だけで1万羽いたそうです。1


965年頃から激減し始めて、1972年には営農しなくなったそうです。農薬、環境破壊等いろいろ言われていますが、この頃、日本という国も激変したのでしょうね。。。

今は、さぎ山記念公園 として、その面影を残しているそうですが、現在もサギは来ないのでしょうか。。。Y034





テーマ:書評:子供向け・絵本等  はこちらです







作家別のインデックスはこちらです。つけて、一覧にしています。


インデックス:伊坂幸太郎  

インデックス:恩田陸

インデックス:貴志祐介
インデックス:司馬遼太郎

インデックス:東野圭吾

インデックス:村上春樹

インデックス:宮部みゆき  



スマイル2 本 トップへ





Amazonのベストセラー