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2006年10月 新潮社 268p きつねのはなしは「小説新潮」2004年3月号「きつねの話」を改題。他は書き下ろし
森見登美彦「きつねのはなし」読みました。
4編からなる短編集です。でも、どれもすこしずつ、同じもの、人が出てきます。いつもの面白話ではなくて、ちょっと怖い系、京極夏彦を思わせるような、感じでした。ちょっと雰囲気の違う森見登美彦を味わいたい人は、読んでみてください。以下は、ここの短編の簡単な覚え書きです。2030
きつねのはなし
骨董屋、芳連堂でアルバイトをしているアルバイトをしている私は、お得意さんである天城さんに、ある荷物を届けるように頼まれました。。。
果実の中の龍
私は4つ上の先輩の下宿によく行くようになりました。先輩は部屋を2つ借りていて、一室は本で埋め尽くされていました。私はその本を読んだり、先輩の冒険譚を聞くために、よく訪れたのでした。。。
魔
私は、西田酒店で家庭教師をすることになりました。教えている高校生の修二は体もがっちりしていて剣道をやっています。兄の直也も剣道をしているのでした。。。
水神
私は、亡くなった祖父の葬儀のため、帰省しました。そんなおり、骨董屋の芳連堂から連絡があり、預かっている物を持ってくることのこと。その預かっていた物とは???
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