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2003年11月 331p 東京創元社
伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」読みました。
僕は入学したばかりの、大学一年生です。隣の部屋に住むのは河崎です。僕は河崎にあいさつに行くと、「隣の部屋のブータン人留学生に、辞書をプレゼントしたい、だから本屋を襲うから手伝ってくれ」と言い出します。僕は突然の申し入れに戸惑います。
一方、2年前、ペットが虐待される事件が町のあちこちに起こっていました。ブータン人留学生を彼氏に持ち、ペットショップでアルバイトをする大学生のわたしは、現場を目撃したために、事件に巻き込まれていくのでした。。。
ということで、伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」読みました。この作品は、現在と2年前の話が章ごとに入れ替わり、やがてひとつになるという、凝った作りになっています。
現在と2年前、一見、別の物語に見えるのですが、それがやがて融合する物語作りは、見事です。伊坂幸太郎は、作品ごとにいろいろ挑戦しているのだな、と感じます。
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