- 別冊 図書館戦争〈1〉/有川 浩
- ☆☆☆
2008年4月 273p アスキー・メディアワークス
シリーズ第1作 有川浩「図書館戦争」
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シリーズ第2作 有川浩「図書館内乱」
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シリーズ第3作 有川浩「図書館危機」
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シリーズ第4作 有川浩「図書館革命」
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時代はちょっと先の未来の話。この時代、言論や出版の自由が大きく規制されていて言葉を取り締まるメディア委員会が大手をふるっていました。それを守る自由の場が図書館と、軍事訓練を受けて図書館を守る役目を担う図書隊がいます。
主人公の女性の笠原郁は軍事図書館員で、あこがれの上司、堂上に告白し、両思いとなり、忙しいなりに幸せな毎日。
そんなふたりの関係の進展ぶりを描いた短編集です。
作者があとがきでも書いていますが、本編には関係がない完全なるラブコメ仕様です。そういうのが好きなヒトは読んでください。
でも、この本を読むならば図書館革命までの前4冊を読んでおいた方が、絶対楽しめます。
ということで、以下は簡単な覚え書きです0218
一、「明日はときどき血の雨が降るでしょう」
本のICチップが仕込まれいるバーコードを破って捨てて、本を盗む者がいるとのこと。郁は犯人を捕まえるべく張り込むのですが…
二、「一番欲しいものは何ですか?」
お正月、ひょんなことで、東堂の実家に行くことになった郁。そこで酔いつぶれ、今一番欲しいものをつぶやきますが。。。
三、「触りたい・触られたい二月」
バレンタインデーでの出来事。妙に意識してしまう郁。二人の関係がちょっとちぐはぐに。。。
四、「こらえる声」
子どもが図書館を秘密基地代わりにしている。その裏にはある隠し事が。。。二人のラブラブ度はさらに進展。。。
五、「シアワセになりましょう」
デートの日。一緒に住みたいという郁ですが、東堂もいきなりの展開で却下しています。怒った郁は、プイと席を立ってしまいますが。。。
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