村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」 第1部 「泥棒かささぎ編」読みました | 親愛なる人に-読書の薦め

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読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.

1994年 新潮社

☆☆☆☆
村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」第1部「泥棒かささぎ編」読みました。


第2部「予言する鳥編」 はこちらです。


1984年6月から7月
主人公の岡田亨は、30歳の既婚子供なし、法律事務所に勤めていたが現在は失業中で、出版社に勤める妻のクミコに養ってもらっています。岡田がすることとすれば、家事全般といなくなった猫を探すことと妻の帰りを待つだけ。まだ新しい仕事を探す気にもならず、現在ニート状態・・・そんな、時間が有り余っている岡田のところへ、1本の謎の電話が。ここからすべては始まりました。。。


いろんな電話が来るのですが、そのうち一つは加納マルタという女性からです。いなくなった猫について彼女はなぜか予言のようなことを言うのです


また、岡田は猫を探す最中に、高校に行かない高校生笠原メイに出会います。


さらには、結婚当時、岡田がお世話になった男性がなくなり、その遺品を届けるということで、間宮が岡田の元を訪れます。間宮は第二次大戦中、軍隊の中尉で、満州での出来事を岡田に話すのでした。。。


新春第一弾!ということで、村上春樹の90年代の代表作、「ねじまき鳥クロニクル 第1部 泥棒かささぎ編」読みました。なぜ今、ねじまき鳥かというと、今まで読んでいなかったからです。また、今年の夏には村上春樹の長編が久しぶりに発売されるという噂もありますから、新作が待ち遠しいということもあります。。。


このお話の主人公は、完全にニートな男性、と言っても引きこもっているわけではありません。でも考える時間はたっぷりあるから、いろいろ考えます。日常的なのにどこか非日常的な感じです。


このお話は、三部作です。第1部はまだ序章と言ったところでしょうか。でも、村上春樹の文章の独特な言い回しについつい引き込まれてしまいます。大作の幕開けという感じでした。0118

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