日経ビジネスアソシエの書評コーナーの紹介です。アソシエAssocieは、毎月第1,第3火曜日に発売される雑誌です。 今回は2008年10月21日号の紹介です。
金融危機で、ひと頃よりも住宅ブームは減っているような感じがします。家づくりは巣作りであり、マイホームは、夫婦そろって巣作りするところの手伝いであるという、建築家の早草睦惠氏が薦める、家づくりを楽しむための5冊の紹介です。
「建築は詩」永橋成爲監修
俵屋旅館、皇居新宮殿などの設計をした吉村順三氏の語録を集めた本です。家を建てるには見識ある依頼者になることが重要だそうです。題名が素敵です。
「やすらぎの住居学」清家清
住まいづくりのありとあらゆる知恵とノウハウが詰め込まれた本。続編の「やさしさの住居学」もお薦めだそうです。
「9坪の家」萩原修
身の丈にあったくらしということで、著者が建坪9坪の家を手に入れるまでのやりとりが記されています。この本がきっかけで全国で9坪の家が多く建てられるようになったそうです。
「ルイス・カーンの全住宅」齋藤裕写真・著
米国現代建築の巨匠ルイス・カーンの全住宅を掲載した作品集。
「建築家の小屋 プライベート・リトリート」グスタフ・ジリ・ガルフェティ 20世紀に建てられた最小住宅の実例を集めたカタログです。
追記1
新刊紹介は2冊。
「オンリーワンは創意である」(町田勝彦)は、シャープの現会長が記した本。ナンバーワンよりオンリーワンの信念でシャープを引っ張ってきました。
「隠蔽指令」(江上剛)は、不正融資が不良債権化した銀行の落とし前をつけるように命じられた社長秘書について描くフィクションです。
追記2
「勝間和代のニュースな仕事術」第4回「首相辞任」では、危機にあるべきリーダーの姿を説いていました。関連図書は、「巨象も踊る」(ルイス・V・ガースナー)は、IBMを立て直した著者のリーダーシップが学べます。
追記3
ロングインタビューは百ます計算で有名な陰山英男氏。基礎学力、反復学習、規則正しい生活がいかに重要かを説いています。「学力は1年で伸びる!」という本も紹介されていました。
今号の特集は「地道な努力」の落とし穴 ラクに成果を出す技術でした。強みをさらに強くすることが重要とのことでした。0168
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紹介されていた本