アソシエ2008年08月19日号の書評 司法改革が進む日本裁判の現状と未来を知ろう | 親愛なる人に-読書の薦め

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読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.

日経ビジネス Associe (アソシエ) 2008年 8/19号 [雑誌]
日経ビジネスアソシエの書評コーナーの紹介です。アソシエAssocieは、毎月第1,第3火曜日に発売される雑誌です。 今回は2008年08月19日号の紹介です。

来年5月から始まる栽培員制度。先日、裁判官の説明を聞きました。地元の人が地元で起きた重大事件を自分たちで裁くと言います。栽培官が決めてくれるからある意味納得していたのに、もしも地元の知り合いの知り合いとかを裁くことになったら冷静な判断ができるのでしょうか?重大犯罪の証拠や犯罪者と対面して平気でいられるか?果たして、そんな重圧に耐えられるのでしょうか?はっきり言って無理です。。。今回は裁判制度を理解するのに、新潟大学教授の西野喜一氏が選んだ5冊が紹介されていました。どれも興味深いです。


「名もない顔もない司法」ダニエル・H・フット
元アメリカの弁護士であり、現在東大教授の筆者が日米裁判官制度を比較しています。


「日本の司法文化」佐々木知子
日本の刑事裁判の特色を元検事である著者が、他国と比較して解説します。他国の司法制度はかなり粗雑のところもあるようです。


「訴えてやる!大賞」ランディ・カッシンガム
米国で起こった信じられない裁判の事例を集めたもの。


「死刑廃止論」団藤重光
元最高裁判所判事が死刑廃止を訴えたもの。死刑制度を論じるのに出発点となる名著だそうです。


「裁判員制度の正体」西野喜一
裁判員制度の問題点を列挙批判した本です。


追記
新刊紹介は2冊。
「チーム・ダーウィン」(熊平美香)は、事業を立て直すべく組織されたチーム・ダーウィン。会社復活に向けて奔走します。「学習する組織」のエッセンスが学べます。面白そうな題名と内容だと思いました。
「なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?」(瀧口範子)、その答えは、その方が資源ゴミの回収率が高まるからとのことでした。シリコンバレーでの人々の活躍をつづったエッセイです。
また、見開き2ページで、カヤック社長柳澤大輔氏の著書「この「社則」、効果あり。」が本人のインタビューとともに紹介されていました。会社の個性が多様化すれば働く人々もハッピーになると説きます。


今号の特集は、「仕事に振り回されない!超効率自分カイゼン術」でした。自分の仕事の仕方をカイゼンです。。。8128



名もない顔もない司法
日本の司法文化

訴えてやる!大賞
裁判員制度の正体



チーム・ダーウィン
なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?
この「社則」、効果あり。




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