杉山亮、佐々木マキ「おはなしめいろ せかいのたび イソップものがたり」読みました | 親愛なる人に-読書の薦め

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読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.

おはなしめいろせかいのたび イソップものがたり (おはなしめいろせかいのたび)/佐々木 マキ

2002年7月 フレーベル館 
☆☆☆☆

杉山亮・作、佐々木マキ・絵「おはなしめいろ せかいのたび イソップものがたり」読みました。


これ、面白いです。見開き2ページに、お話と迷路が書いてあります。文章は迷路の中に埋まっており(上下右左関係なく、迷路に沿って、ひらがなで書かれています)、最後まで迷路を解かないと、お話が終わりません。


また、行き止まりのところは、そこでお話が終わっています。そのお話の終わり方がナンセンスです。


たとえば、うしとかえるでは、本来は「かえるのこが、はじめてうしをみて、おおきいのでびっくりしました・・・」と続くところ、行き止まりでは「かえる じかんです。わすれものにきをつけましょう。」とか、「かえるのこが、は ねつきをしました。これがほんとのはねかえるです。」とか。行き止まりの方を読むのが結構楽しいです。


脇道の話が面白くて、本当のイソップの話がどんなものか、わからなくなるかもしれないところが、ちょっと難点ですかねぇ。


収録作品は、下記の10作品です。ぜひ手に取ってみて、子どもたちと一緒に笑ってください(2118)。

きつねのまけおしみ、うそつきなしょうねん、

きたかぜとたいよう、からすとみずがめ、

しかとぶどう、うしとかえる、ありときりぎりす、

ねこのすず、よくばりないぬ、うさぎとかめ



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