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- 森 絵都
- DIVE!!〈1〉前宙返り3回半抱え型
- 森 絵都
- DIVE!!〈上〉
2000年4月 講談社
DIVE!!上2006年6月角川文庫 367p(文庫版はDIVE!!1、DIVE!!2を併せてあります)
☆☆☆☆+
DIVE!!1(ダイブ) 前宙返り3回半抱え型 読みました。
坂井知季(ともき)は、高さ10m、時速60kmの急降下、わずか1.4秒の演技という、飛び込み競技に魅了された中学生です。しかしマイナー競技のため、彼の所属するダイビングクラブの経営はピンチでした。
そんななか、一人の女性コーチ、麻木夏陽子(かよこ)が知季の前に現れました。彼女は、クラブ経営者の孫で、オリンピック選手をこのクラブから出すという、クラブ建て直しを命じられていました。もしもその条件が満たされない場合は、クラブは廃止です。夏陽子は、知季に才能を感じます。それまでも真面目に練習をしてきた知季ですが、夏陽子は、厳しいトレーニングメニューを彼に課します。それに答えていく知季・・・
しかし、時間はありません。今度の大会までに夏陽子は知季に、中学生では難しい3回半を覚えるように命じます。そして成功の確率が上がってきた試合間近のある日、知季の心を傷つけるある事件が起こりました。。。
ということで、DIVE!!1(ダイブ)読みました。面白かったです。
飛び込み競技なんて全然興味ありませんでしたが、この本を読んで見方が変わりました。失敗すれば、体を強く打ち付けられるダイブ、競技できる場所も限られています。しかし、たとえマイナーな競技だとしても、当事者は真剣に打ち込んでいるわけです。これって、ちょっと考えればそうなんだけれど、普段はあまり気づかないことかもしれません。飛び込み競技の面白さが存分に伝わってくるだけでなく、すべてのスポーツに対する応援のような小説でもあります。スポーツ好きお薦めの1冊です。
森絵都 DIVE!!3(ダイブ) はこちらです。。。
森絵都 DIVE!!4(ダイブ) はこちらです。。。