小林聡美「マダムだもの」を読みました,,等身大で好感 | 親愛なる人に-読書の薦め

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読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.

小林聡美「マダムだもの」

☆☆☆+
幻灯舎文庫(2005年6月)164p

小林聡美「マダムだもの」を読みました.日常生活を描いたエッセイです.
いわゆる芸能人のこの手のエッセイを読んだのは久しぶりでしたが,おもしろかったです.


小林聡美が,気取ることなく,夫婦生活を描いています.
だんな(三谷幸喜)と結婚記念日に旅行に行こうと思ったけど,だんなの仕事の都合で,一人旅行したりとか,自然食品に走りながら,アイスクリームやバナナ牛乳が手放せなかったり,だんなの早い出勤に間に合わず,寝ていたり・・・

夫婦そろって動物好きで,犬,ネコとのエピソードは,ほんわかしたり泣けたりします.
また,生ゴミ処理機に,ゴクミ,と名づけて,まるでペットのように扱います.ある時ゴクミが反乱します(生ゴミ処理機って,この本を読むと擬人化したくなるような気がします).


文章も上手で,読みやすいです.小林聡美,三谷幸喜ファンでなくとも,日常生活エッセイとして十分読めます,小林聡美,好感度アップです.


小林 聡美

マダムだもの