新橋の雰囲気の良い酒場でひとり酒
東京都港区新橋2丁目にある烏森神社。
神社の創始
平安時代の天慶三年(940年)に東国で平将門が乱を起こしたとき、むかで退治の逸話で有名な鎮守将軍藤原秀郷(俵藤太)が、武州のある稲荷に戦勝を祈願したところ、白狐がやってきて白羽の矢を与えました。その矢をもってすみやかに東夷を鎮めることができたので、秀郷はお礼に一社を勧請しようとしたところ、夢にまた白狐が現れて、神鳥の群がる所が霊地だと告げました。そこで桜田の森まできたところ、夢のとおり烏が群がっていたので、そこに社頭を創建しました。それが、烏森稲荷の起こりであると言われています。
さて、今回ご紹介するお店はその烏森神社の参道に向かう小道の途中にあるお店になります。雰囲気ありますねぇ⁉︎
場所は地図で見るとこの辺り。
新橋駅の烏森口から歩いて約3分の場所に在ります。
お店の名前は『ほさか』さん。
なんともたまらない良い顔しています!
それではさっそくお店の中へ!
お店に入ると右手にカウンター席が5席、
奥には4席のテーブルが1卓ありました。
一見客でもゆったりとお酒が呑める
瓶ビール 赤星 620円
「どうぞ!どうぞ!」と一番手前のカウンター席に案内されてまずは赤星を注文。
お店は店主とそのお父さん、アルバイトらしき学生さんの男の子と女の子の4人で切り盛りしていました。
「写真を撮らせて貰っても良いでしょうか?」
そう話しかけると「全然大丈夫ですよ!」と優しい笑顔でお応え。
老舗であろうお店なのに硬い雰囲気はなくとても優しく一見客を迎え入れてくれます。
座ったカウンター席はまさに特等席。
焼鳥を焼いているところを見ながらお酒が呑めるし、
目の前にはピカピカに磨かれた酒燗器が置いてあります。
聞くと創業は1970年(昭和45年)で今年で53年目とのこと。新橋のお店の中でも老舗になります。
何を頼もうかと壁に掛かったメニューを見ていると「焼鳥はコースでも頼めますよ」との事でおすすめの7品で1,400円のコースを注文。(他にも5品コースも有り)
焼鳥はなんだか懐かしい味で美味い
相鴨塩焼(単品は154円)
まず出て来たのは相鴨塩焼。2本あるのは最初に席に着いたらまずは相鴨塩焼が必ず一本出されてくるからとの事。
少し小ぶりだが炭火の香り良くムニっとした食感と絶妙な塩味、噛むとジュワァ〜っと肉の旨味が味わえてこれは美味い!
箸休めの浅漬けはシャキシャキと焼鳥に合います。
つくね、もつ(単品は各154円)
次に出て来たのはつくねともつ。
こちらはタレでいただきます。
コリっとした食感を残したつくねは口の中でバラバラと旨さが広がり柔らかいもつは火入れ加減が絶妙です。
途中お店の二階を見せて頂きました。
二階は4席テーブルが3卓あり貸切も出来るそうです。
総席数は一階、二階合わせて21席になります。
さて、一階に戻りましてコースの続きです。
皮串、すなぎも(単品は各154円)
パリッと焼いた鳥皮は脂がよくのっていて旨く弾力のあるすなぎもは食べ応えがあります。
ハイボール 530円
2杯目はハイボール。ハイボールも焼鳥との相性はバッチリですねぇ⁉︎
氷はかち割りで出てきました。なんだか嬉しくなりますねぇ。
手羽先焼(単品は308円)
ボリュームのある手羽先は外はパリッと、中はジュワァ〜っとジューシーな美味しさ。
ほね付焼(胸上がりとも言い単品は308円)
こちらも柔らかくさっぱりとしていてかつ食べ応えがあります。
皮いため 330円
鳥皮と椎茸、ピーマンを炒めてポン酢で味付けをしたもの。ポン酢と上に乗った大根おろしでさっぱりとした味付けになっています。
ししとう 140円
バランス良く野菜も食べなきゃですね。
日本酒 雪雀 450円
こういう老舗酒場では日本酒が似合う。
しいたけ 140円
肉厚な椎茸。子供の頃は嫌いでしたが大人になってから大好きになったのが不思議!笑
仕事帰りにふらっと寄りたくなるお店
店主が気さくに話しかけてくれたり隣に座った常連さんも適度な距離感で話してくれてとても居心地の良いお店でした。
「仕事帰りにひとりカウンターで軽く一杯」なんてのがとても合う雰囲気、居心地ともに良く焼鳥も美味しいお店でした。また近いうちに伺います!