今回は新宿にあるちょっと面白い日本酒バーをご紹介したいと思います。
お店の名前は…
『養生餐 よきこときく』さんです。
何が面白いかと言うと経営している会社は株式会社テーブルカンパニーという会社でもともとWEBサイトの企画や運営、コンサルティングなどを手掛けている会社。その会社がお店の向かい側に発酵温浴の施設を運営し(発酵温浴とは自然界に生息している微生物による発酵熱を利用した温浴法)発酵温浴帰りに「身体に良い物をたべられたらいいね」から始まりその向かい側につくったのがこのお店。
経営している会社がもともと飲食業で無いこともそうなのですが扱っているお酒もまた奈良の"美吉野醸造"の清酒『花巴』のみというのもまた面白い。発酵温浴で使うヒノキパウダーを仕入れる材木問屋さんから紹介されて美吉野醸造の花巴に惚れ込んだとか。
お店の顔もごちゃごちゃせずシンプルかつスタイリッシュに品良くまとまっていたので目を引いたのですが、中もこの通り非常にシンプルな感じ。
お店は来年の2月で丸三年を迎えるそうです。
席数は以前は立飲みだったのですが今はコロナ禍で客足も減り落ち着いて呑めると言う事で椅子を6脚くらい置いていました。
花巴 速醸純米
常時50〜60種類は取り揃えているというお酒はどれもお猪口一杯390円。
まずはオーソドックスなタイプのこちらの花巴から。
いやぁ、美味しいですねぇ〜!(о´∀`о)
日本酒を呑んでいると本当に日本人で良かったと思います。
他にもクラフトビールがいくつか置いてたりする様です。
この日の酒肴メニューはこんな感じ。
珍味みそ三種盛り 500円
直前に中華料理屋さんで腹パンになるまで食べてきたのでここではお味噌を肴に。
上から時計回りに…山菜味噌、鮎のうるか味噌、鮎味噌。これでチビチビといくのが最高です!
花巴 酵母無添加 山廃純米四段仕込み
花巴 水酛✖️水酛 火入れ酒
「酒の個性は酸にある」と言う考えから奈良で生まれた水酛による酒母造りを取り入れているのも花巴の特徴。仕込み水の中に蒸し米ではなく生米を入れ、天然の乳酸菌が水中で強い酸を発生するところまで腐らせその酸で菌の抑制を図る。それにより存在感のある酸と旨みが共存するとの事。
いやぁ、こだわりのある酔いお店でした!
また近くで呑む時は立ち寄って、今度は身体にも良いと言う料理も味わってみたいと思います。