「整体師」という生き方 ~ 一灯照隅、万灯照国 ~ -487ページ目

男は、女にはかなわない

自分が仕事に命をかける原動力。
それは、突き詰めれば、女に対する尊敬の念であり、憧れの気持ちだと思う。

男は、女にはかなわない。
いろんな面でそう思う。

命を宿し、育み、子供を生み、守り、育てる。
それは、女にしかできないこと。
実際に子供を生んだかどうかは別として、そういう性であることに尊敬する。

愛情の深さ、大きさ、とことん愛する力。
これも、女にはかなわない。
男が口にする愛なんて、薄っぺらく、行動が伴わないことが多い。

限りないやさしさ。
それがないと、男は生きていけない。
男は、それに包み込まれ、転がされているだけ。
どんなに強がっていても。

そして、強さ。
母性は、逃げない。
子供を守るために、女は命を賭ける。
どんなことでもする。

調和できるのは、女。
世界を平和に導けるのは、女。

どう頑張ったところで、男は、女には勝てない。
女は、すごい。

考えてみれば、そりゃそうだ。
女は、完全生物。
生まれた時から、女。
一生、女。

男は、一生、不完全。
えらそうにしていても、いつまでも中途半端な、子供のまま。
常に修行の渦中にいて、もがいている。
自分を大きく見せ、女の気を引こうとする。
そして、女をめぐって、争う。

しかし、自分は、女になりたいとは思わない。
今度生まれてくるとしたら、やっぱり男に生まれてきたい。
どうしようもない性であるが、男がいい。

女と子供を守るのが、男の仕事。
女と子供が安心して暮らせる社会を創るのが、男の仕事。

そのために、夢をみるのが、男。
果てしない頂に挑戦するのが、男。
未開の大地を開拓するのが、男。

すべては、女のため、そして、子供のため。