1つ目
第一三共の開発、販売中の抗体医薬は全世界を視野に、生産体制を拡充するようです。
エンハーツという抗体医薬、今は乳がんがターゲット。初期開発の段階ではイギリスのアストラゼネカと共同開発、大量の契約金とマイルストーンを獲得、その後適用範囲の拡大では世界一といわれるメルクと組んで開発を加速。アストラゼネカ以上の膨大な契約金とマイルストーンが入金中です。
報道ニュース
【第一三共】ADCの生産体制を強化‐設備投資増額して対応|薬事日報ウェブサイト (yakuji.co.jp)
2つ目
ジェネリック医薬品の製造業者の一部に、品質管理上の欠陥が発覚し、製造中止などが起きて、塩野義のメジコン、杏林のムコダイン、いずれも風邪や、コロナ感染症の治療薬です。
この薬の供給が全国的に不足し、武見厚労大臣が上記2社に含め全国の同薬の後発品メーカーの社長を厚労省に集め、増産を要請しました(昨年末)。
どっぽは杏林に勤務していてムコダインの開発の責任者でした。もう40年も前の話。でもこの薬が40年経過しても販売が続いていることは大変喜んでいます。厚労大臣の要請もあり杏林は新工場で設備を増強して、ようやく新工場から初出荷というWEBニュースが報道されました。
【杏林製薬】高岡工場から初出荷‐「ムコダイン」など生産|薬事日報ウェブサイト (yakuji.co.jp)