最初に結論シンプルに言います。

バッファ以外の揃ってないパーツの数が
分析文字数です。
ループが増えるごとに一文字増えます

以下、ゴチャゴチャ言います。

目隠し初心者の人は、正しい分析ができてるが不安になることがあると思いますので、文字数の公式を考えてみました。間違ってたらごめんなさい。
慣れてきたら、大体感覚ですよね。
が、最初の内は、分析始める前に揃ってるパーツの数とかEOやCOを見つけて、理論的に何文字になるかはっきりさせてからやると、分析、記憶に集中できて良いかもしれません。
多分割ミドルエッジではボクもこれやってます。ミドルエッジ分析難しい。

その公式は
「正しい分析文字数」=
「バッファを除いた、(位置が)揃ってないパーツの数」+「2つ目以降の追加ループの数」+「バッファ以外のEO(もしくはCO)の数✕2」

うーん。わかりにくい。
2つ目以降のループの最後の文字は記憶しないというやり方では、この公式は破綻します。(第二項いらない)

最後の項はEOやCOを2文字として処理する場合に加えます。専用手順で処理する場合にはいらない項です。

もちろん、最初の時点でループがいくつになるかなんて分からないので、まずはワンループだと仮定して文字数を求めて分析を始め、ループが増えるごとに一文字増えていくんだなと思って下さい。第二項の「追加ループの数」と言うのはそういう意味です。第二項は「全体のループの数−1」とも言えます。(最後に確認するとき、3ループだったなら3-1で2文字増えてるはず、とか考えます)

具体的には、例えばエッジを分析する場合
エッジは12個なので、バッファを除いたら11文字です。完バラでワンループの場合、分析文字数は11文字ですね。
そして揃ってるエッジがないか探して、あればそのぶん文字を11から減らします。
EOも探して、そのぶん文字を減らします。
EOは位置を移動する必要がないので
第一項の「位置が揃ってないパーツ」には含まれません。

それから分析を始め、ループが途切れたとき、まだ最初に求めた文字数に達してなかったら、未分析のエッジがあるという事なので探します。
そして2ループ目に入るので、文字数を1つ増やします。
2ループ目が閉じて最初に求めた文字数+1文字になってれば、分析終了。
足りなければ、同じように3ループ目に行きます。
足りない文字が1文字か2文字なら、揃ってるエッジかEOを見逃してます。
2つ目以降のループは最低でも3文字なので。

バッファが揃ってるか、バッファがEO、COになっている場合は最初から2ループ目が始まるので文字を一つ増やしてください。バッファ(の位置)が揃ってる時の1ループは実質2ループですから。

EOを2文字で処理する人は最後にEOの数×2文字加えてください。

あと蛇足ですが、エッジでは、ねじれループとEO(バッファのEOも含む)の合計数は必ず偶数になります。
なぜなら、3✕3ルービックキューブでは単独EOはありえないからです。また、ねじれループはバッファをEOに変化させる為、単独ねじれループもありえないです。EOとねじれループは必ず偶数個になってペアで対消滅するようになってます。

このことから、ねじれループが奇数個だったとき、(バッファがEOでないのなら)、分析を途中で間違えたか、
どこかに見逃したEO、もしくは奇数個のねじれループがまだ残ってることがわかりますので、エッジ分析時の、EOや未分析パーツの見逃しを防げると思います。

長々と書きましたが、あくまでこれは初心者のころの万全を期したやり方の一つだと思います。

普通は、エッジ完バラでEOもない場合、11文字なので、分析結果が11文字に満たなかった時に初めて、未分析ループや揃ってるエッジやEOを探します。スクランブルされたキューブで最初にEOを探すのは大変ですし。

2ループなら12文字に満たなかったとき、3ループなら13文字と言った具合です。

実際のボクの脳内の正否判断は、エッジの場合

11+(2つ目以降の追加ループの数)−(バッファ以外のEOの数と揃ってるエッジの数の合計)=(分析結果の文字数)になってれば正解。

と言う感じで、11文字を目指しながら、分析中にEOが見えたら、位置を記憶しつつ、先に行きます
揃ってるエッジを見つけたら、1個揃ってるなと思いながら先に行きます。
少し文字減るなと思います。
2つ目のループに入ったら、面倒くせえなと思います。
つまり分析途中に文字数いちいち数えてません。
(バッファが埋まってたら12文字を目指してスタートします。)

結局、音の4文字づつのまとまりのリズムで文字数を判断します。
分析終わったなと思ったときに出来上がった文字数を見て(感じて?)、感覚的に正しいか判断してます。違和感を感じたら
分析途中の記憶を思い出して、公式を適用します。

11文字であるべき時10文字だったりしたら、ねじれループの数とEOの数から、あと一つのエッジが揃ってるのかEOなのか判断し、揃ってるハズなら、いちいち探しません。


コーナーの分析では、7文字を目指して分析しますが、ねじれが時計回り、反時計回りと2通りあるんで、ねじれループとCO分析の正否の把握は難しいです。
ボクは文字数が合ってれば、ねじれの辻褄も合ってるんじゃないかと判断してます(根拠なしw)。1つのコーナーの3種類のステッカーを間違えないように気をつけるしかないです。
完璧を期するなら、考えるべきですが、そこまで高速で判断できる人いるんでしょうか?

ただ、COがある場合は、ループを処理したあと、バッファがCOになって終ってるか、正しく収まってるかによって、処理するCOの数が違ってくるのでCO処理手順が変わってきます。
COを2文字で処理する場合にはバッファは自然に治るので、気にしなくて良いですが、
専用手順でCO処理する場合にはバッファの状態を判断しなければいけません。

パズルの性質上

「COが1つだけ」はありえません。
(おそらくスクランブル時にピボットしてます)
COが2つの場合、必ず「時計回りCO」と「反時計回りCO」のペアになってます。
COが3つの場合、必ず「3つとも時計回り」か「3つとも反時計回り」になってます。
4つの場合は、時計回り2つ、反時計回り2つです。その位置関係によって処理手順を変えます。
5個以上は、CO2つと3つの組み合わせです。

ボクはこの法則を拠り所にしてバッファのCO 状態を判断して、どうやってCO処理するべきか考えます。
ですが、COが4とか5になると、糞スクランブルなんで諦めてもよいでしょう。

ボクは4COの2パターンはOLL&PLLで処理出来るように練習はしてありますが、あんまり使う機会はないですね。
3COはけっこうあるんで、練習しておくべきです。
U面とD面の2CO、時計回り反時計回りの3COだけ出来るようになっておいて、セットアップと持ち替えで対処すれば十分な気がします。

EOは縦EOと90°EO覚えて、出来れば4EOもこなせるとよいかと思います。


結局のところ、こんなことばかり考えてたらタイム遅くなるので
分析しながら、なんとなく感じられるようになって行くしかないですね。
迷ったときや分からなくなったとき、かなり複雑なスクランブルのとき、こう言う理屈がわかってると
分析間違いなのか、未分析が残ってるのか、などの判断の助けになると思います。


目隠しは苦しくて難しいですけど、やってみなければ問題点も見えてこないです。
ここに書いたことも、ボクがやってる認識方法ってだけで、人それぞれキューブの状態の捉え方や、しっくりくる考え方も違うと思います。

考えるのは本当に楽しいですね