2021年7月の半ばに
一ヶ月以上、動きが止まっていて恐縮の限り(笑)なのですが、『塾別合格実績』などというものをチマチマやってます。手順としては各塾のホームページをチェックして、ブログに掲載していく…というだけなのですが、これがなかなか面倒くさい。
そもそも学習塾が、例えばアナタの住む地域にどれ程あると思います?それをネット上から拾って来なければならない。
で、拾ったらその塾のホームページを隅々まで見て、『合格実績』なるものの有無を確認しなければならない。大手ならいいんですが、小規模な塾だと物凄く丹念に見ないと『合格実績』を見落とす場合もあるから、これまた大変です。
一方で小規模な塾の場合、生徒数がそもそも少ないから『合格実績』などというものが無い場合が多いし、有っても『〇〇高校合格!』とだけで、人数が書かれていない場合もある。こういうのは、私の作成する『塾別合格実績』にはカウントしません。当然でしょ?
まあ『合格実績』をホームページに公表するか否かは、あくまで各塾の判断です。イマドキは個人情報保護の観点もあり、小規模な塾で『〇〇高校3人合格!』とかやると、嫌がる生徒や保護者がいるかもしれませんしね。
しかし、それでも私が『塾別合格実績』などというのを展開するかというと、勿論個人的な興味…すなわち、『この地域のこの塾はどれ程の実績があるのか』『この塾とあの塾ではどちらが実績あるのか』などという単純な想いから、というのは否定できません。悪趣味(笑)と言われればそれまでです。
ですが一方で、『〇〇高校〇名合格』というのを見るにつけて、『なるほど、この塾はこの地域の教育に貢献しているのだな』というバロメーターになるのでは?と思うのです。でないと地域における、学習塾を推し量る物差しが皆無に等しいですよね?
『合格実績』が無い風潮
ところが、です。
塾の規模に関係なく、近年では『合格実績』の公表を渋る風潮になっています。
表向きの理由としては2つあるように思います。
①、前述のように、『個人情報保護』の観点。
②、『合格実績』は塾を推し量る物差しではない。
私はこの理由に『は?』の気分です。
いや、①の『個人情報保護』の理由は分からなくもないのです。
問題は②です。
例えば自分の塾が、大人数を抱える大規模な大手の塾として、それを地域や世間に誇示するためにはどうしたらいいのでしょう?校舎施設の規模や環境で己の規模を誇示する方法もあるでしょうが、いちばん分かりやすいのは『生徒数』などの数字ではないでしょうか。
まあ塾とは言え運営しているのは『会社』なので、家庭で言うところの収入や支出や利益を公開をし、それで塾の規模を知る方法もありますが、それをイチイチ見て比較するのは骨が折れるというか、面倒くさい。少なくとも『塾業界』に興味のない大多数の世間様はそんなにヒマではないですしね。
そうなると、一目で分かる『生徒数』が、やはり塾の規模を知るバロメーターとして、最も分かりやすいのかなあ?と個人的に思うのです。
しかし!塾というのか『会員ビジネス』の難しいのは、毎月のように『入塾』『入会』もあれば『退塾』『退会』もあり、『生徒数』に波が出ます。それもあるのか、各塾のホームページで『生徒数』の公表って、皆無に等しい。
そうなると、塾の規模や力量を推し量る一目瞭然の数字となると、『合格実績』に落ち着く訳ですよ、ええ。塾業界に縁の薄い地域の方々への絶好のアピールになりますしね。
ところが、前述のように近年、②の理由…つまり、『合格実績』は塾の規模や力量を推し量る物差しでないという風潮が広がりつつあります。
なぜでしょう?
…本当は『夏期講習』の準備に大わらわの塾業界の『息抜き』になればと思ったのですが、長くなりそうなので、数回に分けて展開していきます。
ということで、続きます!
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(佐鳴予備校高畑校)