ついに7月になってしまった。
いろいろあったけど自分にとってこれと言って何もできないまま、半年が過ぎてしまった。
白山は夏山開き、登山シーズンが来てしまった。
開山1300年の今年、年始に「今年こそ白山へ登る」と宣言したのはいいものの、目途が立たない。
何一つ準備も心構えもできていない。
登山自体、何年もブランクがあるので用意も一苦労。
登山靴がどこ行ったかもわからない、例えあったとしてもサイズや機能に問題があるに違いない。
ちょうどいいサイズとデザインのザックも無いだろうし。
10年、いや15年くらい前の大型ザックがあるが、埃や湿気にやられカビでもはえてそうで・・・。
本気で登るとなれば、1から道具を揃えなければならない状況も年始の時点でわかっていた。
面倒だ。そこまでして・・・と思う気持ちと、今年登らなければ後々きっと後悔するのではないかという思いで葛藤する。
やりたいこと、やってみたいことはいろいろある。
だが、どうしてもなかなか行動に移せない。
勇気も気力も足りない。
私の中では、単に山に登ればいいってもんでもないから、そんな簡単なもんでもないから。心の中にいろんなしがらみがあって、『一人』というのを楽しめない。
特殊な環境の職場といえるが、同世代の同僚2人の話。
週末もほとんど出かけず1日中家でネトゲをしたり特撮を見て過ごす。
一方でも、誰かと遠くへ遊びに行くわけでもなく家でネットしてたり、出かけても図書館くらいと言っていた。
これでいいのか? 30歳実家暮らし独身男。
だが、2人に共通していたことは、その行動に一抹の寂しさも憂いも感じず、一人の時間を楽しみ満喫している様子であったこと。
ある意味それは幸せなことだ思う。
私は何を思い悩んでいるのだろう。
一人の行動を心の底から楽しめない。寂しさや不安、孤独を感じてしまうだろう、楽しめないと思うから行動にも移せない。
面倒くさいを都合のいい言葉に、結局何もやらない。
ただただ時間だけが過ぎてゆく。
このような憂いやしがらみを打破するきっかけ探し、そして自分の経験・成長という大きな要素も、山へ一人で登るという行為にはあるのだから。
さて、どうなりますかな。