前鬼の里にある宿坊・小仲坊に前泊して、大峯奥駈道の千手岳、大日岳を登ってきました。千手岳は、千手観音が鎮座まします台座のところまで。大日岳は、迂回路から頂上まで上がり、大日如来像に拝することができました。

 

小仲坊さんに到着です。

今日は、トレランのスタッフ、ツアー客(15人くらい?)、一般登山者2名が同宿しました。

 

歴史を感じさせる玄関です。

縁側から眺めるこの景色。落ち着きます。

梢の上でオオルリが囀っておりました。
翌朝は、アカショウビンの鳴き声が聞こえました。

昼間は、トラツグミの物悲しい声が響いてました。

宿坊とは思えない充実した夕餉でした。

食後の五鬼助さんのお話もとても興味深いものばかりでした。

翌朝は、5時過ぎに出発しました。

階段600段標記の千手岳方面分岐に着きました。

千手岳へのトラバース道があるはずですが。。踏み跡らしきトレースは、見つけられません。
それらしいトレースに踏み込んでみますが、イバラに遮られて前へ進めません。

いったん、あきらめて、先へ急ぎます。

太古の辻へ到着しました。幽玄たるこの景色がたまりません。

大日岳へは、分岐から迂回路を選択しました。
迂回路といえども部分的にやばい箇所があり、要注意です。

やっと大日如来様に拝することができました。

さらに深仙(じんせん)の宿へ進みます。
深仙の宿の避難小屋には、このようなシンボルツリー(杉?)があります。

根本には、誰かの作品が置かれてました。

ヤタガラスとともにシンボルツリーが忠実に描かれています。

縦走路に咲くスミレ。

深仙の宿から引き返し、600段標記の分岐から再度、千手岳へ行くことにしました。

赤テープに導かれて、不明瞭なトレースのトラバースを続けます。

最終的には、稜線近くまで上がりますが、ほとんど山腹のトラバースでした。

崩れやすい不安定な踏み跡でした。

千手岳の岩峰が見えました。

やっと千手観音さまに会えました。微笑んでおられました。

その先には、千手岳頂上が聳えてます。

前鬼へ戻ります。なんとか天気は、持ちました。

新緑がとても奇麗で癒されました。前鬼の里、小仲坊さん、また来たくなります。