昨年10月からリニューアルオープンしたWASAMATA HUTTE(旧:和佐又山ヒュッテ)に前泊し、大普賢岳~七曜岳の周回登山をしてきました。このあたりは、笙の巌(しょうのいわや)に代表される修験者たちの行場があります。今は、鉄梯子や鎖などでかなり安全に登下降できますが、それらがない時代は、どのように通ったのでしょう。修験者たちの執念を想いながら歩いてきました。

 

昼、名古屋を出て、和佐又山キャンプ場へは、4時頃着きました。

ヒュッテ内の共用スペース。まだ、新しい木の香りがしてました。

薪ストーブもあるようです。

いろんな資料が置いてありました。

窓外には、大台ケ原方面が見えました。

洗面所、トイレ、シャワースペースがこの奥にあります。

外からのヒュッテ内の様子です。
夕食は、ヒュッテ内併設のレストランでジビエカレーを食べました。

スパイシーでおいしかったです。欲を言えばライスのボリュームが足りませんでした。

ドミトリー形式の共用部屋に泊まりました。

個人用のスペースがカーテン仕切りで確保され、中には、照明や電源が設置されています。

とても快適でした。

翌日は、朝6時発。朝食は、自炊でした。

大普賢岳への登山口です。

笙の窟の説明がありました。

笙の窟に着きました。

笙の窟

かなりの急な登りをこなして、日本岳のコルに着きました。

日本岳と呼ばれるピークです。

これから登る小普賢岳方面です。

小普賢岳ピークは、パスして、いったん、かなり下ります。

大普賢岳頂上です。

水太覗と呼ばれる行場付近。

本来は、大台ヶ方面が望める絶景ポイントなんですが、あいにく、曇りで何も見えませんでした。

稚児泊と呼ばれる平坦地手前の難所。

稚児泊で昼食休憩を取りました。

七曜岳へ。

大峯奥駈道を歩かれている高齢の女性の方に遭遇しました。お一人でした。

その方からも修験者の執念を感じられました。

その先の分岐から無双洞へ降ります。

標高差500m近くを一気に下ります。

沢底まで降りると無双洞と呼ばれる洞穴に着きます。

無双洞

無双洞近くの水簾(すいれん)の滝。

落差は、20mくらいですが、とても美しい滝でした。

この近くから山シャクヤクの群生地がいくつもありました。

水簾の滝から岩本新道分岐まで約250mの登り返しです。

底無井戸手前は、約20メートルの岩壁があります。

ホッチキスやロープが設置してあります。

底無井戸です。結構小さな穴でした。

山シャクヤクの群生地。
この先、歩きやすい登山道となり、予定より1時間ほど、早く和佐又ヒュッテに帰れました。
帰りは、入之波(しおのは)温泉・山鳩湯につかって汗を流しました。